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．
「やっぱ、帰んだ。」
どうしたんだ 俺。
なんか、キャラ変わってねぇか？
『ほんとに、一人で帰れますから。』
何回もそう言うリラの後ろを、ずっとついて来てる。
「最近、変なやつ多いからさ。」
" お前がいちばん変じゃないか？"
" いいや、俺はリラが心配なだけだ "
って自問自答してるし...
「心配しなくても、家まではついてったりしない
から。」
ついてっていいなら、ついてくけど？
そうだな。スタジオのでっかい車でも借りて、リラの荷物持ってこればいいじゃん。
そんで、今日から俺ん家でボラと俺と一緒に暮らそう。
そんなバカなこと考えながら歩いてたら､もうバス停に着いてた｡
まあ、今日だって渋々来たって感じだったし。
まだ早いんだよな。
俺の頭ん中はごちゃごちゃしてんのに口に出す事は出来ずに、二人突っ立ってバスを待った｡
「ヌナっ！ 」
しんとした夜道にでかい声が響いたと思ったら、
リラが男に抱きしめられてた。
「おいっ！」
リラに触ってんじゃねーよ。
すぐにソイツを引き剥がそうとしたのに、
『しっ、知り合いですっ！ 大丈夫ですっ。』
「ヌナっ、やっと、やっと見つけた...
会いたかった。」
ソイツを見たリラの
いつも感情を出さないリラが、
ウソみたいに変わってくから...
リラの手が、腕が、
ソイツの背中にまわるから...
俺はもう、何にも言えなくなって｡
馬鹿みたいに、ただ呆然とその姿を眺めるしかなかった。
" 知り合い？ 元カレとか？ 元サヤとか？ "
やめてくれ。
こんなん見せられて、俺は
胸が締め付けられて息苦しくなるくらい
こんなにも、
お前を好きなんだって、
気づいちまった。
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sayu_(プロフ) - 22.2.22 次のページへの送りボタンの表示がおかしくなっていため修正させていただきました。 (2022年2月22日 18時) (
レス) @page1 id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - 読んでくれた方。お気に入り、評価してくれた方。ありがとうございます！ (2021年4月17日 5時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sayu_ | 作成日時：2021年4月16日 21時
