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-jungkook side -
＿＿
中2の時だった…
バカみたいに騒ぐ奴ら、明るく笑う女子達に囲
まれ、それなりに平凡だけど、不満も無い毎日
を過ごしていた。
いつもひとりでいるクラスの女子が、ふと気に
なった。
まるで空気のように、でも存在していて、
なぜそうしたのかはわからないが、その子に声
をかけてみた。
「ミンさん。おはよう。」
「…おは…よう…ございます。」
その子は俯いて顔を真っ赤にしながら消え入
るような声で呟いた。
ミンさんはいつも、教室の端の植木鉢に水をや
ってた。
誰もやりたがらない仕事の多い委員も、気づけ
ばミンさんがやっていた。
たまたま、忘れ物して取りに戻った誰もいない
放課後の教室で、昼休みに騒いでた奴らが破っ
た掲示板の時間割に一生懸命背伸びしてテープ
を貼り付けてた。
誰も気づかない、報われない、
そんなことをこの子は毎日コツコツとやってる
んだ。
何かとてもありがたい気持ちになった。
「ありがとう。」
ミンさんは、また俯いたまま、
「さようなら。」そう呟いた。
それから毎日ミンさんに挨拶するようになった｡
目を合わせることもなく、俯いたまま、
挨拶だけを返してくるだけ。
でも、僕は
とても気分が良かった。
．
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sayu_(プロフ) - hirotdmさん» hirotdmさん、素敵なコメントありがとうございます！作者、とても嬉しいです！微力ながら少しでもいいお話になるよう頑張りますね。 (2020年9月22日 19時) (
レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - ありがとうございました。 (2020年5月31日 21時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - お気に入りに登録、ありがとうございます！ (2020年5月10日 1時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - たくさんの方に読んで頂けてほんとに嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2020年4月2日 20時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sayu_ | 作成日時：2020年1月30日 16時
