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『ジョングク君 こっちっ！』
『ジミン！なんでもないからー！ 』
彼の手を取って走り出した。
＿
『はぁ…はぁ…
運動不足だわ。息切れ半端ないね 笑』
「… 」
『 ...ありがとう、助けてくれて 』
彼を、あのままあの子の前に居させちゃいけな
い、そう思った。
『 えーっと...
あのままあそこに居たらあれかなって...
ここ穴場だから！本当人来ないし！
一人になるにはもってこいなの！
そうゆうことだからじゃあね！ 』
何も言わない彼に迷惑だったよなと、この場を
後にしようとした時、掴まれた腕。
「なんで...
ムカつかないんですか？
この前だって、ケガしてたでしょ。
全部、僕のせいだって
怒ればいいじゃないですか。」
一見、無表情で話す彼。
だけど、声にならない悲鳴をあげているように
感じた。
『そんなこと言わないよ。』
『ジョングク君、すごい悲しそうだった。
今も、すごく辛そうだもん。
誰も傷ついて欲しくないって言ったじゃない｡
あの子たちにも...
言えなかったんでしょ？ 』
「いつも俺のせいで誰かが傷つけられる。
どうやったって... 」
『ジョングク君のせいなんかじゃないよ。』
『 どうしても、自分の欲に勝てない人がいる。
自分だけを見て欲しいって。
たとえそれが人を傷つけるとしても。』
『さっきの彼女、本当はわかってるんだと思う｡
彼女もすごく悲しそうな顔してたから... 』
どうしてこんな優しい人が傷つかなければなら
ないのだろう。
自分を押し殺してきたんだろうか。
誰にも傷ついて欲しくない。
ただ、それだけなのにね... 。
『酷なことゆうようだけど、彼女たちはジョン
グク君の思いがわからないのかもしれない。
そばにいても傷ついたり、傷つけたり...
悲しいけど、あの子達は自分の思いでいっぱい
で、あなたを大切にしていない。』
『 君は自分を守っていいんだよ。』
「自分を、守る...？」
『きっと、ジョングク君が苦しんでいることを
悲しむ人だっているよ？』
『 何が正解だなんてないんだと思う。
ひとりでそんなに傷つく必要ないんだよ？』
どうか、この優しい彼の心が、
これ以上、傷ついたりしませんように＿
．
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sayu_(プロフ) - hirotdmさん» hirotdmさん、素敵なコメントありがとうございます！作者、とても嬉しいです！微力ながら少しでもいいお話になるよう頑張りますね。 (2020年9月22日 19時) (
レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - ありがとうございました。 (2020年5月31日 21時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - お気に入りに登録、ありがとうございます！ (2020年5月10日 1時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - たくさんの方に読んで頂けてほんとに嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2020年4月2日 20時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sayu_ | 作成日時：2020年1月30日 16時
