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- jungkook -
" わたしがいちばん大切なのは、
ジミンなの "
迷いなくそう言った先輩は、悔しくなるほどに
綺麗だった。
この人にこんな顔で " いちばん大切 " そう言わ
せるあの人は、きっと僕が知らなかっただけで
本当にこの人を守って来たんだろう。
僕には到底敵わないんだろうと、素直に納得し
た自分がいた。
先輩は僕を偽りから救ってくれた。
そんな恩人に、これ以上望んではいけないと思
った。
「リラさん。あなたに出会えてよかった｡」
初めて呼んだ。
きっと " 忘れられない " この人の名前を。
_
___＿ ...行きにご搭乗情の方は...
偽りをやめて自分を取り戻した僕は、
" もっといろんなものを写真に撮りたい、
この目で見て、絵に書いてみたい。"
抑圧から解放されたように、そんなことばかり
を考えていた｡
反対されることは承知で、両親に話すと、
「ジョングクのやりたいことをしなさい。
今まで、あなたに何もしてあげられなかった｡
お父さんとお母さんは何があっても貴方を応援
するわ。」
二人は涙目で笑った｡
僕の偽りの笑顔で、周りは安心しているんだと
思っていた｡
だけど、僕が苦しかった間、きっと父さんも母
さんも同じように苦しかったんだ。
「行ってきます。」
これから僕は、
ありのままの自分で生きていくから。
空港のテラスで見上げた空は、あの人の瞳のよ
うに澄んでいた｡
「リラさん、 どうか幸せに。」 ＿
．
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sayu_(プロフ) - hirotdmさん» hirotdmさん、素敵なコメントありがとうございます！作者、とても嬉しいです！微力ながら少しでもいいお話になるよう頑張りますね。 (2020年9月22日 19時) (
レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - ありがとうございました。 (2020年5月31日 21時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - お気に入りに登録、ありがとうございます！ (2020年5月10日 1時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - たくさんの方に読んで頂けてほんとに嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2020年4月2日 20時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sayu_ | 作成日時：2020年1月30日 16時
