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- jungkook side -
僕はただ都合よく、勝手な幻想を抱いただけ？
今話している人は、確かに僕を救ってくれた人
で間違いないのに。
だけど、あまりにも別人のよう。
あの瞳も、声も、どこへ行ってしまったんだろ
う。
何が先輩をこうさせたのか。
思い当たるのはやっぱりあの先輩しかいない。
会いたくて仕方なかった...
声が聞きたくて仕方なかった...
俺の期待はあっさりと裏切られた。
「先輩にずっと会いたかった...」
あなたに、
笑えるようになった僕を見て欲しかった。
そしたらきっと、
笑ってよかったと言ってくれるはずだと｡
『そう。』
だけど、
本来の姿を取り戻したあなたは、あの日のよう
にまた真っ直ぐな瞳で、また染み入るような声
で僕に言った。
『わたしは、何もしていないよ。』
その言葉は、僕の望まないものだった｡
僕を、撥ね付けるかのように。
「リラ、何してるの？」
『ジミン... 』
また僕に向けられた突き刺さるような視線。
ほら、あなたの瞳がまた揺れている。
「帰ろう。」
『うん。 じゃあ、行くね。』
駄目だ。
あなたはその人のところへ、
その人のそばに、
居るべきじゃない。
．
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sayu_(プロフ) - hirotdmさん» hirotdmさん、素敵なコメントありがとうございます！作者、とても嬉しいです！微力ながら少しでもいいお話になるよう頑張りますね。 (2020年9月22日 19時) (
レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - ありがとうございました。 (2020年5月31日 21時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - お気に入りに登録、ありがとうございます！ (2020年5月10日 1時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - たくさんの方に読んで頂けてほんとに嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2020年4月2日 20時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sayu_ | 作成日時：2020年1月30日 16時
