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- jungkook side -
あの人に出会って、僕は変わった｡
" 変わった " とゆうより、" 本来の僕を取り戻
した " その方がしっくりくるのか。
「ジョングガ、話しってゆうのは、これなんだ
けどな。」
写真部のソクジン先輩に呼ばれ、大学のパンフ
レットの製作に興味はないかと聞かれた｡
先輩は面倒見のいい人で、きっと一人で行動す
ることが増えた僕を気に掛けてくれたんだと思
う。
この大学は学生で作るから、毎年、撮影なんか
は写真部が担当するそうだ。
ソクジン先輩に心配させたことが申し訳なかっ
たし、いろいろ詳しく教えてくれたんだからと､
「やってみたいです。」
「そうか！よかった。
俺の学部の方で構わなければ、いろいろ一緒
にやれると思うんだけど、どうかな？」
「はい、お願いします。」
そう返事をした｡
．
しばらくして、パンフレット制作の説明会があ
るからと一室へ集められた。
「 ... ソクジン先輩。
確か建築学部でしたよね？」
「ああ。そうだ。うちのモデルは特別美人だぞ｡｣
僕の目線を追った先輩が、" お前も男だな "
なんて肩を叩いた。
そう言われて、自分の口角が上がっていた事に
気がついた｡
全体での説明が済むと、今度は学部ごとでの
ミーティング。
平静を保つのが難しい。
ミーティングが早く終わらないかと、膝が勝手
に揺れていた。
解散の言葉と共に、席を立ち部屋を出ようとす
る あの人 に急いで声を掛けた。
「リラ先輩！」
『ジョングク くん... 』
僕を見たその瞳は、揺れていて、
僕の名前を呼ぶ声は、微かに震えていた。
ずっとずっと見たかった あの瞳、
聞きたかった あの声。 じゃあ、なかった。
まるで拒絶されたようで、
さっきまで浮かれていた自分に呆れた。
ああ、そうか。
「他の男と 話したりしたらまずいですか？」
「パク ジミン... 先輩でしたかね。」
『なに... 言ってるの ？』
やっぱり、そうなんですね。
あなたをそうしているのは、
自分のものだという、
あの鋭い、冷たい目をした人。
．
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sayu_(プロフ) - hirotdmさん» hirotdmさん、素敵なコメントありがとうございます！作者、とても嬉しいです！微力ながら少しでもいいお話になるよう頑張りますね。 (2020年9月22日 19時) (
レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - ありがとうございました。 (2020年5月31日 21時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - お気に入りに登録、ありがとうございます！ (2020年5月10日 1時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - たくさんの方に読んで頂けてほんとに嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2020年4月2日 20時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sayu_ | 作成日時：2020年1月30日 16時
