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-jungkook side -
" ねー、見たー？！ ジミン先輩！
あれ、リラ先輩だよねー？ "
" 目の保養なんだか、毒なんだかねー "
いつもなら耳にも入らない会話。
だけど今日は違った。
その会話にあの人の名前が出てきたから。
頭の中でそんなことを考えながら、まだ講義ま
での時間を潰そうかと中庭へ向かっていた時、
あの人が誰かと手を繋いで、綺麗に笑いかける
姿が視界に入った。
会いたい時には、現れてくれないのに...
この靄のような気持ちは何だろう。
" ジミン、行くよー " ＿
" ジミン なんでもないからー " ＿
いつもあの人のそばに居たジミンとかゆう先輩
だ。
僕に、彼女が傷つけられるのは許さないと、
強い目をして言った先輩。
あの人には大切な人がいる。
知らされたその事実に動揺している自分がいた｡
僕を救ってくれた人...
どうしようもない現実から目を逸らした。
昼になって、昼食を取ろうと食堂へ入ると、
またあの人の姿。
先輩と仲睦まじく向かい合わせに座って語り合
っていた。
気づいて欲しい。
無意識のうちに二人のすぐそばを通る自分に驚
いた｡
二人が見える席につき、ただじっと彼女の背中
を見つめていた。
" 見たくないものは、 見せるんですね。 "
あの場所に行きたい。
どうしたら行ける？
「ジョングク。 それ食い終わったら、悪いけど
部室来てくれる？」
「 はい。すぐに行きます。」
部の先輩に呼びかけられ、意識を戻す。
少し急いで食べ終え、後ろ髪を引かれる思いで
もう一度あの人に目をやると、
鋭く冷たい目で僕を見る、あの先輩の視線が刺
さった。
まるで
" 俺のものだ " とでも言っているように。
「...っ 」
僕は、また
目を逸らした。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
- お時間があれば 是非こちらもお願いします。
[ 桜の下で ... : main = jungkook ]
．
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sayu_(プロフ) - hirotdmさん» hirotdmさん、素敵なコメントありがとうございます！作者、とても嬉しいです！微力ながら少しでもいいお話になるよう頑張りますね。 (2020年9月22日 19時) (
レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - ありがとうございました。 (2020年5月31日 21時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - お気に入りに登録、ありがとうございます！ (2020年5月10日 1時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - たくさんの方に読んで頂けてほんとに嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2020年4月2日 20時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sayu_ | 作成日時：2020年1月30日 16時
