28：you ページ28
-your side -
電話を切って、ジミンの家へ急いだ。
こんな近くなのに、すごく遠く感じる。
『ジミナ！』
ドアを叩いて、何度呼んでも出てこない。
どうして？ いつだって呼ばなくたって
そばにいたじゃない？
そういつだって、一緒だったじゃない。
子供の頃からずっとずっと。
立ち尽くしていれば、ドアが開いた。
『ジミナ！ リラが来たよ？』
懐かしいでしょ？
小さい頃から いつぐらいまでだった？
きっと、私の背を越すくらいかな？
ドアを開けたジミンにそう言うと、
いつだってあなたは、ひまわりみたいに
素敵な笑顔で笑うの。
知ってた？ その度に私はジミンの特別なんだっ
て誇らしくなるの。
私だけに見せる、笑顔だったから。
でも今日は顔見られないな。
それより早く、抱きしめたい。
ごめんね。遅くなって。
でも謝るよりも、言いたいの。
『ずっと ずっと守ってくれてありがとう。』
ジミナ、大丈夫だよ。
ずっと怖かったんだね。
小さな頃のまま、あなたは変わってないんだ。
もう怖がることなんてないよ。
『わたしはジミナを愛してるから。』
「リラ... ありがと。」
そう、その笑顔。
ずっと笑ってて。
今度は、
わたしが、守るから。
．
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sayu_(プロフ) - hirotdmさん» hirotdmさん、素敵なコメントありがとうございます！作者、とても嬉しいです！微力ながら少しでもいいお話になるよう頑張りますね。 (2020年9月22日 19時) (
レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - ありがとうございました。 (2020年5月31日 21時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - お気に入りに登録、ありがとうございます！ (2020年5月10日 1時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - たくさんの方に読んで頂けてほんとに嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2020年4月2日 20時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sayu_ | 作成日時：2020年1月30日 16時
