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『テ ヒョン... ？』
リラが強張った表情で俺を見た。
そうだね。意味がわからないよね。
てきとーな子と遊んで、
二人の前ではバカやっておどけて、
俺の思いなんて、所詮、リラをずーっと守っ
てきたジミンに敵うはずないよね。
今俺どんな顔してるんだろ。
リラを狙ってきた奴らと同じ顔かな？
いよいよ嫌われたかな...
腹が立っていたはずなのに、
" 嫌われた " そう思うと急に怖くなって...
「リラ ... 」
弱々しく情けない声が出た。
『っ... 』
なんで、そうゆうことするかなー？
俺最低じゃん？
ジミンの気持ちわかってんのにさ。
いや、わかるなんて言っちゃいけないよね。
俺なんかじゃ計り知れないくらい、
苦しくて、切なくて、
でも揺るがなかった強い気持ち。
それがほんの一瞬ぐらついただけ。
そこに付け入っちゃってね。
ほんと、さいてー。
だからリラ、
そうゆうことしちゃダメだよ。
「リラから抱きしめてくれるなんてねー。
雪降るかもねー。」
『テヒョン...
あたし本当にバカ だよね。
ずっと... ずっと、甘えて... 』
違うよー リラ。
友達のフリして甘えてたのも、
手に入れようなんてバカなのも、
俺だよ。
リラは本当に優しいねー。
俺の大事な人。
もう困らせないよ。
俺、わかったから。
リラが泣いてるのが、
何よりも痛いみたい。
『テ ヒョンっ... ごめんな さい...
うっ... 泣かないでっ... 』
えー、俺泣いてんの？
カッコわる。
俺のために
綺麗な涙を流して
暖かい腕で抱きしめてくれる
俺の愛しい人。
最低ついでに、一度だけ。
「リラ。 許して...
大好きだから。」
リラに
そっと、くちづけた。
．
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sayu_(プロフ) - hirotdmさん» hirotdmさん、素敵なコメントありがとうございます！作者、とても嬉しいです！微力ながら少しでもいいお話になるよう頑張りますね。 (2020年9月22日 19時) (
レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - ありがとうございました。 (2020年5月31日 21時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - お気に入りに登録、ありがとうございます！ (2020年5月10日 1時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - たくさんの方に読んで頂けてほんとに嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2020年4月2日 20時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sayu_ | 作成日時：2020年1月30日 16時
