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-taehyung side -
「リラを頼むね。」＿
ジミンが俺にそういい、リラから離れた。
何が起こったのか、でもジミンにもリラにも
聞けなかった。
＿＿
ジミンと仲良くなったのは高3の時。
ジミンは本当にいいやつで、俺の " 四次元 "
なんて言われる行動も理解しようとしてくれた｡
そんなジミンの隣にいつもいたのがリラ。
美人で優しくて、好きになるのは当然だった。
ジミンとリラ。二人は近かった。
最初は好き合ってるんだと思った。
でも、二人の間に甘い空気なんか存在しない。
そのうち、" 双子かなんかじゃない？ "
そう思うようになった｡
男女の友情なんて信じてなかったけど、
二人を見て、ソウルメイトってこうゆうことな
のかな？ なんて思った。
リラへの気持ちが膨らむ一方で、
ジミンに相談するべきなのかなんて思ってた
矢先、目にしてしまった。
クラスメイトにジミンが椅子を振り上げている
ところを...
虫も殺さないような奴が？
何が起きてるのかわからなかった。
我に帰って、咄嗟にジミンが掲げた椅子を掴ん
だ。
「ジミンっ！ どーしたのさ！」
「テヒョン 。
我慢したんだよー。いっぱい。
でもコイツ、リラに触っちゃったんだー。」
ジミンの声とは思えないほど、低い声でそう
言った。
いつも温厚な優しいジミンからは想像できない
俺の知らない顔をしてた。
「もうリラに近づくなよ。
次は止めないから。」
俺がそう言えば必死に逃げてく奴。
椅子を下ろしたジミンが笑った。
「見られちゃったやー。
でもそうゆうことなんだ。
こうやってリラをずーっと守ってきたんだ｡｣
「だから テヒョンにもあげないよ。」
ジミンの目は怖いくらい真っ直ぐで、
俺は直視できなかった。
「そっか... 」
バレバレか。なんて乾いた笑いが出た。
勝てる気なんてしなかった。
．
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sayu_(プロフ) - hirotdmさん» hirotdmさん、素敵なコメントありがとうございます！作者、とても嬉しいです！微力ながら少しでもいいお話になるよう頑張りますね。 (2020年9月22日 19時) (
レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - ありがとうございました。 (2020年5月31日 21時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - お気に入りに登録、ありがとうございます！ (2020年5月10日 1時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - たくさんの方に読んで頂けてほんとに嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2020年4月2日 20時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sayu_ | 作成日時：2020年1月30日 16時
