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- jimin side -
大学を後にするリラの姿を見つめながら思う｡
リラはずっと僕のそばにいる
僕だけが守れる
そう思っていた...。
でも違う。
所詮、僕は臆病者だっただけ。
リラが離れてしまうことが怖かった。
" 幼なじみ " でいることに逃げ続けた｡
リラのことだ。
きっとこのままでは、ぎこちない態度で接して
くるんだろう。
もういいのかもしれない。
僕の気持ちを伝えても。
このままジョングクに奪われたら...
唯一無二の存在だとゆう根拠のない自信。
やっと" 幼なじみ " から抜け出せるかもしれな
い... そんな期待。
拒否され、奪われてしまうかも...
そんな焦りや恐怖。
いろんな気持ちが交錯していた。
＿
リラのいるカフェへ向かった。
意を決してドアを開いたのに、
案の定、リラのおかしな態度に少し笑ってし
まった。
もう伝えてしまおう。
そう決心し、テヒョンに先に帰ってもらい、
リラを待つ。
『おまたせ。』
ぼーっとスマホに撮りためたリラを眺めてい
れば、いきなりリラの声が降ってきて、心臓
が跳ねる。
「じゃあ、行こうか。」
いつもより少し離れた距離を歩くリラに
もどかしい気持ちを抱きながら、声を掛ける。
「少しだけ寄り道してかない？」
『うんっ！いいよっ！』
寄り道、と聞いて子供のように元気よく返事す
る君に決心が固まる。
季節はもう冬の入り口。
駅前には少し気が早い気もするが、クリスマス
のイルミネーションが輝く。
「少し座って話そう。」
ベンチに腰掛ければ、少し寒そうにするリラ
に上着を脱ぎ掛けてやる。
『ありがとう。
ジミンはほんと王子様だね！』
無邪気に笑う君を、
これから少し困らせるけど...
ごめんね。
．
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sayu_(プロフ) - hirotdmさん» hirotdmさん、素敵なコメントありがとうございます！作者、とても嬉しいです！微力ながら少しでもいいお話になるよう頑張りますね。 (2020年9月22日 19時) (
レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - ありがとうございました。 (2020年5月31日 21時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - お気に入りに登録、ありがとうございます！ (2020年5月10日 1時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - たくさんの方に読んで頂けてほんとに嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2020年4月2日 20時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sayu_ | 作成日時：2020年1月30日 16時
