〜再会〜川村壱馬 (ページ10)

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素直ページ10

「はあ〜」

普通にしなきゃいけないのに、

お風呂に浸かりながらため息をつく

昔から壱馬はかっこよかったけど、なんていうか、、

大人のかっこよさ。

肌も綺麗で、眉は凛々しくて。

これじゃ吊り合わないよ、、

私なんて、、

「だめだめやん」

お風呂から上がって鏡を前につぶやく。

「あれ、ドライヤー、、どこ置いたっけ」

あ、あんな上に、、壱馬が置いてくれたんだ、、

まあ椅子に登れば取れるか。

「よいしょっ」

取れた！

「A〜？どうした？ガサガサ音立てて」
　
急にドアが開いた。その瞬間。

「きゃあ！」

ドアにもたれかけていた椅子がぐらついた

落ちる、、！

「っ、あっぶねー」

あれ、？痛く、ない、、

「大丈夫か！？怪我してへん？」

私の腰に手が回されていて、抱き抱えられた状態。

壱馬の慌てる声がすぐ近くから聞こえる

「だ、大丈夫！ありがとう、、」

こんなに近くに壱馬を感じたのはいつぶりだろう、、

「なんかさっきからおかしいけど、、ほんまに大丈夫か？」

バレてる、、。でも壱馬がかっこよすぎてなんて言えない。

素直になれれば楽なんだろうな

「ごめんごめん！ほんまになんでもないから！もう遅いし寝よっか」

「ならいいんやけど。そやな、寝よか」

それから髪をかわかして、壱馬はソファ、私はベッドで、眠りについた。