〜再会〜川村壱馬 (ページ32)

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水着ページ32

「あ、きたきた！」

Aと北人が一緒に歩いてくる

正直、Aの水着姿を見た時は可愛すぎてどうしようかと思った

昔、海に行った時とは全然違くて、大人になったAを見てられなくてつい目をそらしてしまった。

「ふーっ、これで全部かな？」

「北人くん、ありがとう！」

敬語じゃなくなってる、、それに北人くんって、、

なんやねん、、距離縮まってるやん、、

素直に可愛いって言えばよかったかな、、

「よーし！肉焼くよー！」

北人がそう声をかけてBBQが始まった

しばらくしてみんなお腹も膨れてきたところで

「海！入ろう！」

リナがTシャツを脱ぎ出した

「ほら、Aも、2人も！」

「う、うん」

Aもパーカーを脱ぎ、少し恥ずかしそうに立ち上がった

水着姿のAはやっぱり見てられなくて

「俺は、ここおるわ」

海には入らず、ビーチボールで遊ぶ3人を見守る

あいつ、、北人とあんな近づいて、、

無自覚すぎやろ、、あほ。

俺の方には全然こやんのに、、

はあ、本当は俺も入りたかったな、、

そう思いながら海を眺めていると

ﾎﾟｽｯ

ん？あ、ビーチボール。

遊んでいたボールが俺の横に落ちた

「壱馬、、入らんの、、？」

取りに来たAにボールを渡す

「おん、遊んできい」

「なんか、、怒ってる、、？」

怒っている訳ではなかったけど、不機嫌なのは確か。

「いや、別に」

「、、っ、水着、、似合ってなかった、、？」

少しそっけない俺におどおどしながら聞いてくるA

えっ、、

ふいに水着の話をされ焦る俺に

「もういい、、」

そう言ってAは、2人の元へ戻っていった

っ、、似合ってない訳ないやろ、、