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反則 ページ20

なんであの時涙が出たのか分からなかったけど、

今なら分かる

「壱馬が夢を叶える姿を見れて、泣いちゃった、、(笑)」

すると壱馬は私の頭に手を置いて、

「ありがとうな」

こっちのセリフだよ、、

「それと、反則やわ、、」

え、、?反則?

思いもよらない言葉に驚いた

「なにが、、?」

「いや、、なんて言うか、その、可愛すぎ、、//」

えっ、壱馬が今、可愛いって、、

「え!?な、何言ってんよ!!急に!」

2人とも顔を真っ赤にして窓の外を眺める

壱馬、褒めてくれた、、

嬉しさと恥ずかしさでよく分からない感情になったけど、
1ヶ月頑張って良かったと思った。

「あ、もう着くわ」

"1850円になります〜"

はーいと言って壱馬はサッとカードを出した

「はい、お金」

私も払わなきゃと思い壱馬にお金を渡そうとするも

「ええよ、俺が誘ったし」

「いや、でも、、悪いから、、」

壱馬は受け取らず、店までの道を歩き始めた

と思えばパッと振り向いて

「A、その、みんな酔ったら距離近くなるから、特に北人とか、、俺の隣に座れよ、、」

なんかあったらあれやし、、と壱馬は私を気遣ってくれた

「うん、そうする」

「おう、、」

数分歩くと、おしゃれな居酒屋さんに着いた

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作者名:さゆ | 作成日時:2022年4月18日 17時

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