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別れ ページ1
-7年前-
"プルルルルルルル"
♪〜新大阪駅発、東京駅行きまもなく発車致します〜
「もう泣くなって。連絡もちゃんとするし」
「だ、だって!すぐに会える距離じゃないやん!」
泣きじゃくる私の頭を撫でる壱馬。
壱馬とは小学校からの幼なじみで、中学に入ってからお互いを異性として意識し始めた
交際している訳じゃなかったけど、これからもずっと側にいるものだと思ってた
「俺、アーティストになりたいねん」
そう言われたときは、応援する気持ちの方が大きかった
でも、やっぱり壱馬が側にいなくなるのが不安で、寂しくて、涙が溢れた
まだ気持ちも伝えられてないのに、、、。
「A、そろそろ時間やから行くわ」
「うん、が、頑張ってきてな、っ、、」
「おう!A、元気でな、、、いつになるかはまだ分からへんけど、絶対迎えに来るから」
「っ!うん!待ってる!」
この日から7年間。
壱馬は1度も帰ってくることはなかった。
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作者名:さゆ | 作成日時:2022年4月18日 17時