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無事ポメルンのショーは幕を閉じ、会場が明るくなった。荷物を持ち、会場を後にする。
「ポメルンめっちゃ可愛かったぁ」
「ほんまやな、あれは会場行って見る理由分かるわ」
「分かる！？会場のあの可愛い雰囲気に包まれながら、動くポメルン見るの最高やねん！」
勿論ポメルンショーのDVDも買って見返してはいるけれど、やっぱり会場の雰囲気は実際に行かなければ分からないものだから。
「あ、そういえば物販行くんやったっけ」
「うん」
「おっけ、じゃあ並ぼ」
ショーの後だからかあまり人はいなくて、割と直ぐに買い物ができた。別々のレジに行こうとしたら流星くんに引き止められて、何故か私の分まで買ってもらってしまった。
なんとかいつか返すという約束を(半ば強引に)こぎつけ、私が買ったクリアファイルやらボールペンやらを受け取る。
近くのベンチに腰掛けると、流星くんが早速帽子を被って見せた。男前な流星くんが可愛いポメルンの帽子を付けてるなんて、チグハグだけれどギャップっぽくて、なんだか笑みが零れてしまう。
「お揃いやな」
流星くんがそう微笑む。そっか、私も被ってるからお揃いなんだ。帽子だけだけど、なんだかペアルックっぽい。
別に恥ずかしがることないのに、初めてのことだからどう返していいか分からず悩んでいると、ふと向こうに女子グループが見えた。見覚えのある人たち。
何かあればすぐ私に突っかかってくる女子集団だ。ここの近くにショッピングモールがあるから、恐らくそこに用があるのだろう。
ただ彼女たちは私がポメルンが好きなことくらい勿論知ってるし、今までに会場で何度も出くわした。だから今回も近づかれたっておかしくはない。
「流星くん、そろそろ帰ろっか」
私はなんと言われようと構わないけれど、流星くんにまで飛び火するとなれば話は別だから。
そこの横断歩道を渡る私に対して、流星くんはすぐ右を曲がるようだからあの子たちに見つかる前に分かれてしまおう。
頷いた流星くんにじゃあねと手を振って横断歩道を渡る。すると、あろうことか流星くんも渡って来たのだ。
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ぴの山(プロフ) - み(名前)さん» こんにちは、それなら何よりです。。！読んでくださりありがとうございます！ (2022年8月14日 14時) (
レス) id: df2014b5f8 (このIDを非表示/違反報告)
み(名前)(プロフ) - 青色ジャス民です。めっちゃキュンしました (2022年8月14日 1時) (レス) @page28 id: 5d7aa8d35f (このIDを非表示/違反報告)
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