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流星くんに言われたことを思い出すと、自分が可愛いって勘違いしちゃうからダメだな……。顔をパタパタと仰いでいると順番が回ってきて、流星くんと共に会場へ入る。
席は後ろの方で真正面でもなかったけれど、ポメルンが見られるのだからどこだって関係ない。そんな不満が消えるほど、ポメルンは可愛いのだから。
「あ。そういえば」
「どしたん…？」
流星くんが思い出したような仕草をして取り出したのは、ポメルンのキーホルダーだった。
「あ、これって…！」
「コンビニのコラボのやつ」
栄養ドリンク三本につきポメルンのキーホルダー全三種から一つ選べるというもの。だけど、コラボするコンビニが家の近くになくてSNSの友達に頼もうかと考えていたところだった。
「全種類あるやん…！」
「うん、Aさんだったら揃えるやろなと思って」
つい買ってきてしまったと笑う流星くん。
「栄養ドリンク、一本何円やった？」
「え？えっと、三百……」
「払う」
「え」
三百円が三本、キーホルダーが三つだから、二千……。
「元々あげるつもりやったからいらんで」
「え、三つ全部…？」
「当たり前やん」
当たり前なのか、と疑問に思いつつも、何度もお礼をした。全種集めたい気持ちは分かるけれど、まさか私のためだなんて。
どうしてこんなことしてくれるんだろう。
「あ。もうすぐ始まるな」
照明が落ち、ブザーが鳴る。間もなくショーが始まるこの瞬間が私は好きだ。
幕が上がると、ポメルンが手を振ってくれていて、それはもうとても可愛かった。ポメルンを目の前にした瞬間、悩みも不安もどうでもよくなってしまう。
嫌なこと全て忘れられる至福の時間はいつも一人で過ごしてきたから、隣に知り合いがいるのは不思議な気持ちだ。
ポメルンショーを見る流星くんの目はキラキラとしていて、本当に私と同じくらいポメルンが好きなんだなと嬉しくなった。
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ぴの山(プロフ) - み(名前)さん» こんにちは、それなら何よりです。。！読んでくださりありがとうございます！ (2022年8月14日 14時) (
レス) id: df2014b5f8 (このIDを非表示/違反報告)
み(名前)(プロフ) - 青色ジャス民です。めっちゃキュンしました (2022年8月14日 1時) (レス) @page28 id: 5d7aa8d35f (このIDを非表示/違反報告)
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