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「流星くんのあれがまさか告白だなんて誰も思わんよ」
「え、そうかな……」
未だ分からないとばかりに頭を捻らせる流星くん。好きと言ったから告白だろうという主張らしい。
「仮に告白らしい告白をされたとしても、流星くんがまさかって思ってたし……」
何かの手違いだとして、その言葉を信じていなかっただろう。
「俺はずっと見てたで」
ぎゅっと手を取られ、じいっと彼の視線が刺さる。
「周りがどうとか一切気にせんで、ただ好きなものを好きって言える姿がかっこいいなって思った」
「……え」
──そんなこと。
「前に、ポイント集めてポメルンの皿貰うキャンペーンあったやろ？」
「うん、あった」
「その時、お皿を交換するAさんを偶然見てしまって。店の端で箱開けて、嬉しいの噛み締めてるのが…すごくかわいくて」
気付いたら好きになってた、と。
「そっか……」
絶対顔赤いな、どうしようこれ……。俯いて目線を右往左往させていると、視界の真ん中に流星くんが入ってきた。
「…………」
思わず目を瞑るが、数秒後に感じたのはあの日と同じように優しく抱きしめられる感覚。
「Aさんは？」
「な、なにが」
「いつ好きになったん？」
いつ好きになったなんてそんなの。好きだと確信した時より以前に好きだったのだと思う。
「わ、分からんよ」
「好きって言って」
「え……！」
高鳴る鼓動を見ないフリして、なのに好きだと言うなんて。
( ──そんなの。)
無理無理、絶対無理！無理に決まってる！決まってるけど……。
「好きやで」
それ以上に、彼のことが好きだと実感した。
強く抱き寄せられる感覚。腕に力が込められて、体がより密着する。前言撤回、あの日と同じなんて嘘だ。彼も私も、心持ちから違うのだから。
彼の強い力から解き放たれたら、自分の顔が思ったより熱いことに気付かされた。クーラーの効いた場所にいると余計に、顔が火照っていくのが。
「かわいい」
流星くんはまたそうやって笑い、額に優しくキスを落とした。
ぽぽぽっと熱くなっていく頬をまた「かわいい」と言って、手を絡める。
彼は私のことが好き、だからかわいいものが好き。
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ぴの山(プロフ) - み(名前)さん» こんにちは、それなら何よりです。。！読んでくださりありがとうございます！ (2022年8月14日 14時) (
レス) id: df2014b5f8 (このIDを非表示/違反報告)
み(名前)(プロフ) - 青色ジャス民です。めっちゃキュンしました (2022年8月14日 1時) (レス) @page28 id: 5d7aa8d35f (このIDを非表示/違反報告)
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