天真爛漫な一波乱 ページ40
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夏祭りから約一週間が経ち、今日のお昼ご飯は私が作ろうとスーパーから帰ってくると、見知らぬ女の子二人が駆け寄ってきた。
「A？」
「え？うん、そうやけど…」
一人は中学生、もう一人は小学生くらいの女の子だろうか。肌が白く、可愛らしい顔立ちにはなんだか見覚えがある。
「アーーー！勝手にリモコン持ち出したらあかんやろ！」
後ろから出てきたのは智洋くんで、女の子二人を宥めながら、持っていたテレビのリモコンを回収した。
「Aおかえり〜ごめんな、騒がしくしてしまって」
「いや、いいけど…この子達は？」
智洋くんのことはムスッとした顔で見るのに、私が言葉を発した瞬間にキラキラとした目でこちらを見つめてくる女の子たち。
「前に話した俺の妹」
「とも兄ウチらのこと話したん」
「そうやで〜」
とりあえずとリビングに入り、私と智洋くん、そして妹二人が並んで座り、向かい合う。
「えと、こっちが中学二年生の音、こっちは小学二年生の鈴」
智洋くんに紹介された二人は笑顔でお辞儀した。笑顔が可愛らしいのは智洋くんそっくりだ。
「二人がAと話したいってめちゃめちゃ言っててん」
「とも兄の政府通知の相手やし、気になるやん！」
向かい側に座る音ちゃんがウキウキとした様子で前のめりになって、私にこう聞いてきた。
「とも兄のことどう思う？」
「ど、どう…」
「とも兄変なことしとらん？」
「変なことはするわけないやん」
「とも兄静かにして」
音ちゃんに制された智洋くんが押し黙ると、「ねえねえ、教えてや」なんて迫られる。
「智洋くんは、優しくて責任感があって、頼りがいのあるいい人やと思うよ」
非の打ち所がなくて、かっこいいけど可愛い一面もある人。でも、私の言葉に不満げな顔をした音ちゃんが頬を脹らます。
「それだけ？」
「え。えっと…」
「とも兄のこと好きやないの？」
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ぴの山(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます。期待に応えられるように頑張ります…！！ (2021年7月3日 15時) (
レス) id: 8ff15dce38 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - はい！最高です。更新待ってます。頑張ってくださいね (2021年7月2日 21時) (レス) id: eedadeaf95 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの山(プロフ) - ひなさん» 本当にこういう生活ができたら幸せすぎますよね(；；)！！ (2021年7月1日 23時) (レス) id: 8ff15dce38 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - こんな生活、幸せすぎる、、、。 (2021年6月27日 21時) (レス) id: eedadeaf95 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの山(プロフ) - ナナさん» ありがとうございますー！そのことについてはもう少し先のお話で分かるので待っていただけるとと嬉しいです…！モヤモヤさせてしまってすみません…(；；)！ (2021年5月21日 6時) (レス) id: 8ff15dce38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの山 | 作成日時：2021年5月5日 17時
