煌めき、揺らめき ページ30
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夏祭り当日。二人には先に会場に行ってもらい、私は先日�霤弔気鵑墨△譴胴圓辰討發蕕辰燭�店に一人で足を運んだ。レジの店員の方に話をすると、また奥の方へ店長を呼ぶ。
「重岡さーーん」
若い店員の方がそう言った。……え、重岡さん…？
「Aさんこんにちは、今日はよろしくねぇ」
「あ…はい！よろしくお願いします」
店長の方の名字に疑念を感じながらも、浴衣を着て、髪をセットしてもらう。髪型の種類とか何とか、そんなものはイマイチ分からないのでとりあえず可愛くしてくださいと言っておいた。
「今日は政府通知のお相手と夏祭り行くんでしょ？」
「はい、そうなんです」
いいわねぇ時代の変化を感じるわと感嘆の声を上げた。
「私の頃は政府通知はなくてね、自分たちで自分たちの恋愛をしていたから……」
「そうですよね」
政府通知の歴史は、少子高齢化が深刻化してからだと聞くから、店長さんが私くらいの頃はなかったのだろうと思っていた。
「あの…あの、一つ聞いてもいいですか」
「なに？」
「店長さんは、しげ……大毅くんの親族の方ですか」
びっくりして思わず手が止まった店長の方を見る。
「大毅くんって、大ちゃんのことよね…？」
「はい、重岡大毅くん」
「大ちゃんが言ってた子ってAさんだったのね」
どうやらしげのおばあちゃんらしく、しげから何回か政府通知についての電話をもらっていたみたいだ。
「し…だ、大毅くん、何か私のこと話してました？」
「そりゃもうたくさん、電話する度話してたなぁ」
私としげの思い出話をとことんおばあさんに話していたようで、おばあさん自身も楽しかったという。私の知らないところでそんなことが行われていたのかと思うと少々恥ずかしいが。
「大ちゃんのことよろしくなぁ」
くしゃっと笑うおばあさんの笑顔がしげにそっくりだった。
しげのおばあさんがセットしてくれた髪型は、三つ編みとカールを組み合わせたふわっとした髪型でまるで私ではないみたいだった。完成された可愛いフォルムに思わず感動する。
「ありがとうございます」
深々とお礼をして、私は店を出た。
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ぴの山(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます。期待に応えられるように頑張ります…！！ (2021年7月3日 15時) (
レス) id: 8ff15dce38 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - はい！最高です。更新待ってます。頑張ってくださいね (2021年7月2日 21時) (レス) id: eedadeaf95 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの山(プロフ) - ひなさん» 本当にこういう生活ができたら幸せすぎますよね(；；)！！ (2021年7月1日 23時) (レス) id: 8ff15dce38 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - こんな生活、幸せすぎる、、、。 (2021年6月27日 21時) (レス) id: eedadeaf95 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの山(プロフ) - ナナさん» ありがとうございますー！そのことについてはもう少し先のお話で分かるので待っていただけるとと嬉しいです…！モヤモヤさせてしまってすみません…(；；)！ (2021年5月21日 6時) (レス) id: 8ff15dce38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの山 | 作成日時：2021年5月5日 17時
