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誰から話せばいいんだろう、と他の二人含め様子を伺っていると「じゃ、俺からいきますわ」と一人の男子が手を上げた。
「はじめまして、重岡大毅です。高校二年で、部活はテニスしてます。これからよろしくお願いします！」
立ち上がり勢いよくお辞儀をした重岡さんに、そのお母さんが「すわって」と小声で呼びかけていた。元気のいい、明るい人なのかな。一緒にいて楽しそう。
「じゃあ次、俺いきますね」
手を上げた神山さんが、私に「いいよね？」と口パクをしながら目配せしてきたので、うんうんと必死に頷き返す。「ありがと」そう小声で言って、重岡さんのように立ち上がった。
「神山智洋です、高校一年で…部活は入ってへんけど昔からダンスやってます。この出会いを末永く大切にしていきたいと思ってるんで、よろしくお願いします」
ゆっくりと深々と頭を下げた神山さんは、顔を上げると私の方を見てにっこりと微笑んだ。優しくて、周りを気遣える人なんだと思う。
「えっと、(名字)Aです。高校一年で、お二方の隣の高校に通ってます、よろしくお願いします」
立ち上がって、お辞儀をして、腰掛けたのはいいものの、二人のように昔から何かをやっているわけでも、自分のアピールポイントがあるわけでもないのでパッとしない自己紹介になってしまった。
「あーAさんの高校って隣なんや！なんか聞いたことあるなって思ってたけど案外近かったんやね！」
明るい笑顔で話題を広げてくれる重岡さんに「はい、そうなんです」と返す。
「この前部活の練習でAさんの方の高校行ってたやん」
「え？あ、あーー！え、そうやったっけ？」
首を傾げる重岡さんに、「絶対そうやから！しげルンルンしながら俺に教えてきたやん！」と指さして言い返す神山さんだが、重岡さんは未だにピンと来ていないようだ。
「ま、それはそれとして。隣の高校やからいつでも会いにいけるねんなって話」
向きを変えてじっと私を見つめる重岡さんに対する返事が思いがけず裏返る。にっと笑ってピースをした重岡さんに、私もピースをし返した。
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ぴの山(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます。期待に応えられるように頑張ります…！！ (2021年7月3日 15時) (
レス) id: 8ff15dce38 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - はい！最高です。更新待ってます。頑張ってくださいね (2021年7月2日 21時) (レス) id: eedadeaf95 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの山(プロフ) - ひなさん» 本当にこういう生活ができたら幸せすぎますよね(；；)！！ (2021年7月1日 23時) (レス) id: 8ff15dce38 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - こんな生活、幸せすぎる、、、。 (2021年6月27日 21時) (レス) id: eedadeaf95 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの山(プロフ) - ナナさん» ありがとうございますー！そのことについてはもう少し先のお話で分かるので待っていただけるとと嬉しいです…！モヤモヤさせてしまってすみません…(；；)！ (2021年5月21日 6時) (レス) id: 8ff15dce38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの山 | 作成日時：2021年5月5日 17時
