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そりゃそうだ。こんな話をして、すぐに受け入れろという方が無理な話なのだ。

「本当にすみません…辞めろと言われたら辞めるつもりなので──」
「キーコには事情があって、それは仕方ないことだって分かってんのに、まだどうしても受け入れることに抵抗がある俺に心底幻滅したわ」
「え…」

ため息をつく中間さんが頭を抱える。

「ほんまにごめん」
「いえ、中間さんのせいじゃないので…」

むしろ私のことを仕方ないと思ってくれていることが優しすぎるくらいなのだ。

「でも、辞めてほしいなんて思ってない」

それだけは確かだ、と中間さんが顔を上げた。

「俺たちは八人でジャニーズWESTやから」

中間さんの言葉を聞いて、そうやなぁと相槌を打つ皆さん。あのとき言った言葉を噛んで、もう一度言ってくれたことが嬉しかった。

「俺にはキーコが必要やから…」

言葉を模索していたような中間さんは頷いて、それ以上を言うことはなかった。

「俺らはキーコのこと受け入れるで」

重岡さんが笑顔で、力強く頷く。

「俺たちと一緒にジャニーズWESTとして歩んでってくれるか?」

メンバーの皆さんが顔を合わせて、私へ微笑んでくれた。

「はい、是非!」

私が頷くと、神山さんと桐山さんが皆さんの輪へ手招きしてくれて、全員で肩を組む。皆さんの優しさにも、八人にかける思いにも感謝しなければならない。澄み切った笑顔で肩を組む皆さんの清々しさに、なんだか泣きそうになった。

「これからも八人で駆け抜けて行こうぜ!」

くしゃっと笑う重岡さんが大きい声でそう呼びかける。

八人でこれからも頑張っていこう、そんな皆さんの言葉が嬉しかった。これまで共に歩んできていない、これといった特技がない私でも、今まで八人を受け入れられなかった私だとしても皆さんは受け入れてくれた。

「ありがとうございます…」

私はもう一度お礼を言った。



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るな(プロフ) - もちろんです!これからも応援してます! (2021年4月28日 23時) (レス) id: 8624103a6b (このIDを非表示/違反報告)
ぴの山(プロフ) - るなさん» ありがとうございます〜!最後までお付き合いいただけると嬉しいです…!! (2021年4月28日 21時) (レス) id: 54952e91f1 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - ものすごくストーリーが好きです!何度も読み返してます!毎日更新楽しみにしてます! (2021年4月28日 18時) (レス) id: 8624103a6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:__ | 作成日時:2021年4月10日 18時

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