小動物系彼氏と暮らしています。

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そういえば、ソヒョンちゃんとスニョンは同じ大学だった。

興奮気味の彼女から、スニョンが大学でどれだけ人気者かを聞かされた。
明るくて、だけど踊るとすんごいオーラを纏って、女子にキャーキャー言われてたとな？

数年前は、ソヒョンちゃんと同い年の年下の彼女を連れて、キャンパスで仲睦まじく過ごしているのをよく見かけていたとな。


私が知っているスニョンとは全然違う彼が、私の知らない世界にはいるんだ。
後輩から、憧れの眼差しを向けられ、年下の彼女に優しい言葉をかけたり、甘やかしたりする、そんな彼は、私の世界にはいないから、想像もしたことがなかった。


「だから、本当にびっくりしましたよ！
店長とスニョン先輩がよく話してるところ見かけてたから
仲良いのかな〜とは思ってましたけど、まさか付き合ってるなんて、予想外ですよー！」

キャピキャピと、今時の女子大生な彼女は、そのままの勢いで私たちの馴れ初めを聞いて来たけれど、とても同じテンションで話せるような気分ではなかった。

ちょうどお客様が来店されたのをいいタイミングに、仕事に戻るように促し、私はカウンターに広げたPOPを仕舞う。


「A、話半分で聞いとけよ」
「あ、うん、大丈夫大丈夫」

ミンソクはきっと心配そうな顔をしているだろうから、目は合わせなかった。
なぜか、泣いてしまいそうだと直感で思ったから。



ソヒョンちゃんに全く悪気がないことは、分かってる。
私が変に受け取ってしまうのが、いけないんだ。


だけど、思った以上に胸をえぐられた。
私とスニョンじゃ、どれだけ親しくしていても、恋人同士には見えないのか。

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