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(side Hoshi)


「ちゃんと送ってあげた?」





翌朝、珍しく携帯のアラームが鳴る前に目が醒めて


リビングに行ったらジョンハニヒョンも起きていた。


「おはよう」と言うなり、そう言われた。





「うん」


「ちゃんと、話せた?」


「どうかなー

なんか、うまく話せてない、と思う」



「意識してるんだ?」


「もうっ、ヒョン、楽しんでるでしょ」



「ごめんごめん」


そう笑って、ヒョンはミルクたっぷりのカフェオレをくれた。


リビングのダイニングテーブルに二人きり。



俺の事情を知っているのは、今のところジュンとジョンハニヒョンだけ、だと思っている。


あとスングァンも怪しいけれど。。。


「ヒョン、よくカフェ行ってるでしょ。

Aちゃんと、どんな話、してるの?」


「別に、特に話っていう話はしてないけど…

コーヒー買いにいくくらいだし」


「そっか…」


「あ、もしかして、俺に妬いてる?」


「えっ、そんなんじゃ」


「だからいつも誘ってんじゃん。

なんで来ないんだよ」


「だって…

職場まで行ったら、迷惑かもだし」


「…お前、好きな子にはグイグイ行くタイプだと思ってたけど。

ほんと、奥手なんだな」


可愛いなぁ〜って、声にまで出して向かい側から左手を伸ばし、ワシャワシャ頭を撫でてくる。



やっぱ俺って、可愛いんだ…

昨日の彼女とのやり取りを思い出し、ある瞬間の彼女がふっと脳裏によみがえった。



「どした?お前、顔、赤くない?」


「あ…ヒョン。

ちょっと教えて欲しいんだけど…」


「何よ」


「Aちゃんのこと、Aちゃんって、呼んでるよね?」


「うん」


「なんか、うれしいとか。言われた?」


「は?」


「…だから、名前で呼ばれてうれしいとかっ」



「言われたんだ?」



そう言われると、なんかすげぇ恥ずかしい。


「…うん」


「それ、もう話が早くない?


Aちゃんだって、お前のこと、いいって思ってんだよ」



「…そう、なのかな?


でも、好きな男子にさ、可愛い、なんて思う?」



「お前、まだそれ気にしてんの?

いや、思うだろ。可愛いって、愛しいのと同じだと思うけどなー

だから、脈あり、なんじゃない?」


「ほんと?」


頷くジョンハニヒョン。

「だから、もちろん応援してやりたい。

けど、あんま暴走しすぎんなよ。

立場もあるから」


言われて、ハッとした。


それは、一番忘れてはいけないことだ。

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設定タグ:SEVENTEEN , セブチ , ホシ   
作品ジャンル:ラブコメ
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nayuta(プロフ) - みく@企画垢さん» みくさん、ご指摘ありがとうございます!大変失礼をいたしました。修正しました。まだ未熟者ですが、どうぞよろしくお願いします。 (2017年8月26日 0時) (レス) id: 7899cbdaa6 (このIDを非表示/違反報告)
みく@企画垢(プロフ) - オリジナルフラグを外してくださいね (2017年8月25日 19時) (レス) id: e89ce37d74 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nayuta | 作成日時:2017年8月18日 19時

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