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「うん。今日は帰れそうにないから…

ごめん、また電話するね」



練習室を出たら、廊下の隅っこで電話をしているヌナを見つけた。


うっすら聞こえた会話から察するに、彼氏に違いない。



「ヌナ…大丈夫?」



「あ、ブーちゃん。どしたの?」


振り返ったヌナは少し驚いたような顔をして、携帯をポケットにしまった。


「ジフニヒョンが、ちょっと休憩って」


「そう。あ、カフェオレ飲む?」


「うん」



ヌナが作ってくれる甘いカフェオレ、好きなんだよな。








休憩室のテーブルに向かい合って座り、湯気の立ち上るマグカップをすする。


「おいしい〜」


「疲れた時は甘いのがいいでしょ」


「うん。


ねぇヌナ?」


「うん?」


「さっき、彼氏と電話、してたんでしょ。

僕らのせいで、今日も帰れないの?」


「そんなのブーちゃんが気にしなくて大丈夫」


「でも…本当は会いたいくせに〜」


「あ、面白がってるな」


「だって、聞きたいもん。ヌナの恋バナ。

ヌナみたいに大人でも、キュンキュンするの?」


「どうかな〜。

最初の頃はしたけど、もう長いからなぁ」


「5年だっけ?」


「そう。それだけ付き合ってたら、もうなんか、同士みたいな感じかな。向こうも大人だし」


「ヌナがもうすぐ30歳で…彼氏は34歳だったっけ」


「うん」


「すごい、大人の恋愛だ…

なんかかっこいい」


「全然かっこいいもんじゃないよ。

てか…もうすぐ30かぁ」


「ね、結婚とか、そろそろなんじゃない?


あ、もしかしてプロポーズ、されちゃうんじゃない?」


「あ、また人の話で盛り上がってる。

まだ何も言われてないよ。

まぁ、結婚したいとか、思わないこともないけど…」


「ヌナがキュンキュンしてる…」


「え?」


「目が、なんか少女マンガみたいにキラキラしてる」


「また、大人をからかうんじゃないよ!」


「えへへへ〜」


ヌナ、いいなぁ。



さっきまで、シュンとしてたのに。


彼氏の話するヌナ、本当に、幸せそうで、よかった。



僕も早く、そんなふうに思える可愛い女の子に、出会えたらいいな。

★→←★ブーちゃんの恋ーSEUNGKWAN



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設定タグ:SEVENTEEN , セブチ , ホシ   
作品ジャンル:ラブコメ
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nayuta(プロフ) - みく@企画垢さん» みくさん、ご指摘ありがとうございます!大変失礼をいたしました。修正しました。まだ未熟者ですが、どうぞよろしくお願いします。 (2017年8月26日 0時) (レス) id: 7899cbdaa6 (このIDを非表示/違反報告)
みく@企画垢(プロフ) - オリジナルフラグを外してくださいね (2017年8月25日 19時) (レス) id: e89ce37d74 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nayuta | 作成日時:2017年8月18日 19時

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