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いつの間にか彼らのステージは終わっていて。
こうしていても、刻々と過ぎていく時間に、彼への心配が募る。
スニョンくん、いつも元気だけが取り柄だからって、笑ってた。
でも、前に体調を崩して、コンサートをお休みしたことがあると聞いた。
もしかしてこの前の雪の日。
風邪をひいてしまったのかも…
もしそうだとしたら、完全に私のせいだ。
彼が巻いてくれたマフラー。
朝、気が付いたときにはなくなっていて、ジュニョンさんにも聞けなかった。
そんなことがぐるぐる頭の中を回って、落ち着かない。
ソウルにいたら、すぐにでも…
いや、会いになんて、行けるわけない。
だけど、そんなことよりも、スニョンくんが今、どうしているのかが心配で
「A、なんで歩きまわってるの」
気がつけばコタツの周り、ぐるぐる回っていて、オンマが笑う。
「あっ、あのねっ…
やっ、なんでもない」
そのとき、握りしめた携帯が震えた。
知らない番号からの着信。
もしかしたら…
私は玄関を飛び出した。
「もしもしっ」
「あ、Aちゃん？
俺、ジョンハンだけど」
「あ…ジョンハンさん」
「今、チェジュだよね」
「え、あ、はい。あのっ、スニョンくんっ、スニョンくんはっ」
「ステージ、見てくれてたんだ」
「はいっ、スニョンくん、いないから、何かあったのかって、心配してて」
「Aちゃん…落ち着いて聞いて」
「えっ…」
「スニョア、倒れたんだ」
血の気が引くのが分かった。
「Aちゃん？」
「あ…ごめんなさい」
「や、驚かせてごめん。
今、病院に運ばれてて、俺らもどういう状態か分からないんだけど…
でも多分、過労とか、だと思うから、心配、しないで」
「…うぅっ」
「Aちゃん、泣くなって。
いや、ごめん、それなら連絡するなって話だよな」
「そんなことっ」
「もし、俺らのステージ、見てくれたとしたら、スニョアがいないの、気付くだろうから
心配させるかなと思ってさ。
アイツには内緒で、電話しちゃった」
少し、ホッとしたのと、優しい声色に、涙がどんどん溢れて
ようやく外の寒さに気づいて、はぁと息を吐いた。
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nayuta(プロフ) - みく@企画垢さん» みくさん、ご指摘ありがとうございます！大変失礼をいたしました。修正しました。まだ未熟者ですが、どうぞよろしくお願いします。 (2017年8月26日 0時) (
レス) id: 7899cbdaa6 (このIDを非表示/違反報告)
みく@企画垢(プロフ) - オリジナルフラグを外してくださいね (2017年8月25日 19時) (レス) id: e89ce37d74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nayuta | 作成日時：2017年8月18日 19時
