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(side you)
二度目のケータリングから数日経っても、未だにあの時のスニョンさんの姿が忘れられない。
『ん、まかったです』
って、なんて可愛いんだろう!
あまりに可愛すぎて、射ぬかれてしまった私は、一瞬にして固まってしまった。
そんな私を見て、彼はみんなから10時10分と言われてる目を見開いてた…
あぁ、変な奴だと思われちゃったかな。
これから通わなきゃいけないのに、できれば、スングァンくんやドギョムくんみたいに、普通に話したり、したいのに。
ってダメだダメだ。
あの人たちはアイドルなんだから!
私みたいなものがウロチョロしてたら、迷惑になってしまう。
「やっほー」
「え…」
「何してんの?」
「…ってジョンハンさんこそ、どうしたんですか?」
「コーヒー、飲みに来たの」
「あ…いらっしゃいませ」
ここ、レジだった。
「Aちゃんさ、なんか百面相してたけど、大丈夫?情緒不安定?」
「だっ、大丈夫です!
ご注文はっ」
「アイスアメリカーノ二つと、カフェラテのアイスを一つね」
「テイクアウトにしますか?」
「うん。あ、カフェラテはシロップも入れてもらえる?」
「わかりました。
みなさん、まだ事務所で作業されてるんですか?」
「うん。うちはみんなで作ってるからね。
俺はもう終わったんだけど、スニョアとウジが残って頑張ってるから」
「...遅くまで、大変ですね」
「Aちゃんもじゃん。何時まで?」
「23時です」
「そっか、じゃあもうすぐだね」
そんなやり取りを交わして、コーヒーの入った紙袋を渡したら、ジョンハンさんは「頑張って」と、私の頭を撫でてお店を出て行った。
あんな天使みたいな人にこんなことされるなんて、ソウルは恐ろしいところだ。
***
「お疲れ様でした!」
「気をつけて帰れよ〜」
結局、少し残業をして、ようやく店を出た。
明日はお休みだし、もう帰って寝るだけだから、ちょっとコンビニに寄ってお酒でも買って帰ろうかな。
なんて考えていたら、角に人影が見えた。
こんな時間に、なんか怖いな。
思ったのも一瞬で、それは
「あ、お疲れ様」
スニョンさんだった。
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nayuta(プロフ) - みく@企画垢さん» みくさん、ご指摘ありがとうございます!大変失礼をいたしました。修正しました。まだ未熟者ですが、どうぞよろしくお願いします。 (2017年8月26日 0時) (レス) id: 7899cbdaa6 (このIDを非表示/違反報告)
みく@企画垢(プロフ) - オリジナルフラグを外してくださいね (2017年8月25日 19時) (レス) id: e89ce37d74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nayuta | 作成日時:2017年8月18日 19時