10 : てるてるぼうず ページ10
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そんなこんなで時は過ぎ、デート前日。
学校終わりに寮に向かうと、
ダイニングの横のリビングスペースで
心配そうな顔をしたドギョマがいた。
「ドギョマ？何見てるの〜？」
DK「わあ！A！ほら見て、これ。
土曜日、雨予報なんだよ！」
ドギョマが指差したテレビの画面には天気予報。
朝と夜は晴れマークなのに日中だけ雨マークになっている。
「えー！見事にお昼だけ！なんでよ〜！」
ショックが大きくて、いつもより大きな声が出た。
ドギョマの方を見たら、なぜかものすごく
ニコニコ笑っていて。
「え、なんでそんな笑顔なの？」
DK「だってA、ぼくとのお花見
めちゃくちゃ楽しみにしてるんじゃん♪」
そう言われて顔が熱くなる。
やばい、今絶対ほっぺた赤くなってる。
DK「ね、ね、もし雨だったらさ、映画行かない？」
「え？」
DK「だってせっかくAと
出かけられるんだから、
雨だったとしても楽しみたいじゃん！」
そんなふうに思ってくれてるんだ。
嬉しくて、ドギョマのニコニコが移ってしまう。
DK「ほら、これさ！前Aが上映始まったら
絶対見にいくって言ってたやつ！
始まったんだよ！どう？」
「え、結構前に話したのに覚えててくれたの？」
DK「当たり前でしょー！
ドギョミさんを舐めるなよ〜？」
私との些細な会話を覚えていてくれて、
もし雨だったとしても
私の行きたいところを提案してくれて、
本当にこの人は優しすぎるくらい優しいな。
もちろんつぶらな瞳も、すぅっと筋の通った高い鼻も、
大きめの耳も綺麗な歯並びの口元も全部大好きだけど
私は彼のこういうところに惹かれたんだな、と思う。
DK「でもせっかくだから桜見たいよね、
カメラで撮りたいし〜！」
「そうだよね、、、あ、じゃあてるてる坊主作る？」
DK「てるてるぼうず？」
「え、もしかして韓国にはない？
雨を降らないようにするおまじない！」
DK「何それ！教えて！」
こうして私とドギョマはてるてる坊主を作り、
キッチンの横の窓に吊るした。
DK「晴れるといいな〜！」
てるてる坊主をつんつん、と触りながら
愛おしそうに見上げるドギョマが可愛くて、
私もぼ〜っとドギョマを見つめていると
SG「ほんといい感じのところ悪いんですけど
あの、、、、、、、ご飯はまだですか？？」
とスングァンに声をかけられて我に帰った。
時計を見ると18時半。いつもならそろそろ
食卓を囲んでいる時間だ。
「ご、ごめんなさい！すぐ準備する！」
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るる(プロフ) - Ketsonさん» 本当だものすごい初歩的ミスしてました、、、失礼しました！！！ありがとうございます変更しました！！！ (2月18日 9時) (
レス) id: cbc0e2a035 (このIDを非表示/違反報告)
Ketson(プロフ) - ヒョンって呼ぶってことは主人公は男の子ですか？ (2月18日 8時) (レス) id: 0107a91e0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる | 作成日時：2024年2月17日 22時
