41 : 人たらし ページ41
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持ち歩きながら食べられるはしまきやチョコバナナを
先に買って、食べながら出店を見て回る。
ドギョマはヨーヨー釣りが意外と得意で、
1人で8個もとってみせた。
DK「ピンクと水色の綺麗なヨーヨーは
Aに似合うからあげるね！」
なんて渡してくれたり。
金魚は寮じゃ飼えない決まりだから
金魚すくいはやめとこうねって言うと
DK「いつかAと一緒に住む時は
飼ってもいいでしょう？」
なんてサラッと聞いてきたり。
今日一日私の心臓はずっとうるさくて。
、、、改めてこの人、本当に人たらしだ。
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ふざけて買ってあげた某アニメのお面を
嬉しそうに頭の後ろに装着したドギョマは
ここにいるどんな大人よりも祭りを楽しんでいて。
前は体調崩して来れなかったって言ってたから、
楽しんでもらえてよかったなあとしみじみ思う。
子供のようにきゃっきゃとはしゃぐ
ドギョマに見惚れていたけど、
ハッと気づいて時計に目をやった。
時刻はいつの間にか花火の1時間前で。
私は慌ててドギョマに声をかけた。
「私のおすすめ穴場スポットまで少し歩くから、
座って食べれる焼きそばとかたこ焼き買って向かおうか！」
ドギョマはどこで覚えたのか「合点承知！」と
敬礼をして、焼きそばの列に並んでくれた。
2人で調達したたくさんの食べ物を持って
私のおすすめのスポットへと歩く。
浴衣だから少し歩きづらいけれど、
会場から少し外れたゆるやかな坂道を登っていくと
花火がちょうど綺麗に見える小高い丘があって。
なんとか辿り着いたそこは、ほとんど人もいなくて。
ドギョマがわぁ！っと嬉しそうに声を上げた。
DK「すごい！本当に穴場スポットだね！」
「でしょ〜！私がまだ小さい頃に
お母さんとお父さんに教えてもらったんだ！」
DK「それを覚えてるなんて、さすがAだなぁ〜」
「えへへ、もっと褒めてもっと褒めて♪」
ちゅっ
ふざけてそう答えると
ドギョマが突然私の頬にキスをして。
「へっ、えっ！？」
思わず驚いて声を上げると、
DK「両手塞がってるから、ポッポでえらいぞした！」
なんていたずらっ子みたいな顔で笑う。
本当にこの人には、
私一生敵わないんじゃないかな、、、。
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るる(プロフ) - Ketsonさん» 本当だものすごい初歩的ミスしてました、、、失礼しました！！！ありがとうございます変更しました！！！ (2月18日 9時) (
レス) id: cbc0e2a035 (このIDを非表示/違反報告)
Ketson(プロフ) - ヒョンって呼ぶってことは主人公は男の子ですか？ (2月18日 8時) (レス) id: 0107a91e0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる | 作成日時：2024年2月17日 22時
