32 : 嘘でしょ ページ32
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お祭りを3日前に控えた8月の頭。
いつものように買い出しに行って、
私は寮のドアを開けた。
いつも騒がしい寮が、今日はなんだか静かだったから
おかしいな、そう思ってダイニングのドアに手をかけた時
中からみんなの真剣な声が聞こえてきた。
HS「え、ドギョマのお父さんが、、、！？」
MG「そう、倒れたって、、、」
JH「今すぐ帰らなきゃいけないってドギョマが、、、」
MH「いまお母さんから電話来てて、、、」
みんな小さな声で話しているから断片的にしか
聞こえないけど、ドギョマの家族に大変なことが
起こったってことはわかって。
詳しく話を聞かせてもらおうとドアを開けようとしたら、
ジョンハニオッパのとんでもない言葉が聞こえた。
JH「もしかすると、ドギョマ、
もう日本に戻って来ないんじゃ、、、」
え。
ドギョマが、もう帰って来なくなる？
何度も心の中でその言葉を反芻するけど、
どうしてもうまく理解ができなくて。
ドギョマが、いつも一緒に居たドギョマが
いなくなっちゃうなんて、そんなの。
「や、やだよ、、、、」
ぽつりと口をついて出た言葉。
その言葉を口に出した途端、ぽたり、ぽたりと
私の瞳から涙が溢れてきて止まらなくなる。
ガチャ、とドアが開いた。
ジョンハニオッパが心配そうな顔で
私をダイニングに迎え入れてくれる。
「わたし、、、、わたし、いやだよ、
ドギョマがいなくなるなんて、そんなの、、、」
そう言いながらも私の涙は止まらない。
VN「Aって、ドギョミヒョンのことが
好きだったんだね。」
私の涙を見て、ボノニがポロッとこぼした言葉。
横にいたスングァンちゃんが勢いよくボノニの頭を叩いた。
SG「気づいてなかったのお前だけだし
タイミングを考えなさいよ！！！」
VN「ごめん」
そんなやりとりにも今は笑えなくて。
ジョンハニオッパとシュアオッパが背中をさすってくれる。
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るる(プロフ) - Ketsonさん» 本当だものすごい初歩的ミスしてました、、、失礼しました！！！ありがとうございます変更しました！！！ (2月18日 9時) (
レス) id: cbc0e2a035 (このIDを非表示/違反報告)
Ketson(プロフ) - ヒョンって呼ぶってことは主人公は男の子ですか？ (2月18日 8時) (レス) id: 0107a91e0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる | 作成日時：2024年2月17日 22時
