21 : 大事な話 ページ21
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✦ DK視点
授業が終わって、友達何人かに声をかけてもらったけど
なんだかこの日は出かける気分にはならなくて。
今日は予定があるんだ〜なんて嘘をついて、
寮に帰ってすぐにベッドに寝転んだ。
携帯を意味もなくタップして、
写真のフォルダを開くと
Aと花見に行った時の写真が出てきて。
DK「ああ、、、話したいな。」
思わずぽつりとそう呟いてしまう。
ぼくのことを好きでいてくれた人が、
Aに嫉妬してあんな酷いことをして。
ぽろぽろと涙を流すAに、ぼくは何もできなくて。
ぼくはAの近くにいないほうがいいんじゃないか、
いつかAがまた傷ついてしまうんじゃないか。
そんなことを考えると、いつもみたいに
Aに話しかけられなくなってしまった。
ああ、こんなことをしたいわけじゃないのにな。
Aに笑っててほしい、Aにずっと隣にいてほしい。
ぼくはAのことが、ただ大好きなだけなのに。
ハァーーーー、、、、と大きいため息を着いた時、
ぼくの部屋のドアをトントンとノックする音が聞こえて。
隣の部屋のディノヤが帰ってきたのかな？
そう思ってドアの向こうの人に声をかける。
DK「ディノヤ？帰ったの〜？」
少しだけ間が空いて、小さな声が聞こえた。
「あ、あの、A、です。」
心臓がどきりと跳ねる。
Aが1人でぼくの部屋に？何の用で！？
「あの、その、私、ドギョマに話したいことがあって。
少しだけでいいから、入れてもらえないかな、、、」
だんだんと消え入りそうになるAの声。
きっとすごく勇気を出して来てくれたんだろう。
ぼくもちゃんと、自分の気持ちを伝えなきゃ。
意を決して、ぼくは部屋のドアを開けた。
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「ごっ、ごめんね、急に部屋に来ちゃって！」
久しぶりに聞いたAの声と、少しだけそわそわした
可愛い挙動に思わず抱きしめそうになる。
DK「あに〜、全然大丈夫だよ。来てくれて嬉しい。」
本心からそう言うと、Aはへへ、と
少しだけ嬉しそうにはにかんだ。
DK「かわいい。」
思わず口に出してしまって、
Aの顔がみるまる真っ赤に染まっていく。
「そっ、そういうお世辞はいいから！
それより、その。ドギョマに話が、あって。」
お世辞じゃないんだけどな、と思いながらも
改まったように、カーペットの上にAが
正座をしようとするから、足が痛くなるよ〜と
テーブルの備え付けの椅子に誘導して
ぼくはベッドに腰掛けた。
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るる(プロフ) - Ketsonさん» 本当だものすごい初歩的ミスしてました、、、失礼しました！！！ありがとうございます変更しました！！！ (2月18日 9時) (
レス) id: cbc0e2a035 (このIDを非表示/違反報告)
Ketson(プロフ) - ヒョンって呼ぶってことは主人公は男の子ですか？ (2月18日 8時) (レス) id: 0107a91e0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる | 作成日時：2024年2月17日 22時
