20 : 天使 ページ20
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ちょっと早めに着いちゃったな、なんて考えながら
寮のドアを開けてキッチンに向かうと、
ジョンハニオッパが立ちすくんでいた。
「オッパ〜、どうしたんですか？」
私が声をかけると、綺麗な顔がこちらを向いて。
でもなんだか機嫌が悪そうな表情に見える。
JH「お腹が空いちゃって晩御飯までに
ちょっとだけ何か食べたかったんだけど、
このIHくんが言う事聞いてくれなくて、、、」
そう言いながらキッチンのIHにゴン、と
一発グーパンチを喰らわせたジョンハニオッパ。
この人、実はものすごく機械音痴らしくて
よくこうやってモノに当たっているらしい。
「ちょちょちょ、すぐにモノに当たらないでください！
ほら私が作りますから、何食べたかったんですか？」
JH「라면、、、」
ジョンハニオッパは寮生の中で1番日本語が上手だけど、
イライラしたりするとやっぱり母国語が出てしまうみたい。
「ラーメンね、お湯沸かしますからね！」
そう言って私が簡単にIHをつけると、「エーイ」と
テキトーに拍手をしながらオッパは大人しく椅子に掛けた。
JH「Aは、ドギョマと喧嘩でもしたの？」
突然確信を突かれてひっくり返りそうになる。
「ななな、なんでっ！？」
JH「なんか最近2人の距離が遠いし、
話してるところもあんまり見ないから。」
「いや、喧嘩とかじゃないんだけど、色々あって、、、」
JH「でもAはドギョマがすきなんでしょ？」
また確信を突かれてまたひっくり返りそうになる。
バレてるとは思っていたけれど、
こんなに真正面から切り出してくるとは、、、。
私は小さくこくんと頷いた。
JH「ならちゃんと話さなきゃ。
なにか誤解があって今の気まずい距離感に
なっちゃってるんならその誤解を解くべきだし、
なによりAが今の状況を変えたいと思ってるなら
それは待ってても変わらないんだからさ。
Aが動かなきゃダメな時なんじゃない？」
その言葉にハッとして。
そうだ、私お花見デートに誘って以来、ドギョマと
近付く為に何か一つでも自分で行動したかな。
この状況でドギョマの次の行動を待つよりも
自分から動かなきゃ近付けないんじゃないかな。
グッと拳を握りしめて、わたしはキッチンを出た。
JH「ドギョマはいま自分の部屋にいると思うよ〜？？」
後ろからジョンハニオッパの声が聞こえる。
「ジョンハニオッパ、ありがとう！」
私は立ち上がって、2階のドギョマの部屋に向かった。
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るる(プロフ) - Ketsonさん» 本当だものすごい初歩的ミスしてました、、、失礼しました！！！ありがとうございます変更しました！！！ (2月18日 9時) (
レス) id: cbc0e2a035 (このIDを非表示/違反報告)
Ketson(プロフ) - ヒョンって呼ぶってことは主人公は男の子ですか？ (2月18日 8時) (レス) id: 0107a91e0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる | 作成日時：2024年2月17日 22時
