19 : 遠くなった ページ19
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その後、カナさんたちが
私やドギョマに関わることはなくなった。
ウジオッパにもこの一連の流れを伝えて
確認してもらったところ、
軽音サークルに所属している1人が
たまたま雷に怯える私とドギョマを見てしまい
面白半分で写真を撮ってしまった。
その写真を軽音サークル内の何人かのグループに
送り、それが一部で広まってしまったというのが
ことの顛末のようだった。
ウジオッパが軽音サークルのメンバーに呼びかけ、
皆に画像を削除してもらうことで落ち着いた。
私が学校内で時々感じていた冷ややかな視線も
GWが終わる頃には感じなくなり、
いつのまにかいつもの日常が戻ってきた。
ただ、私が嫌がらせをされ、それをドギョマが
助けたという噂がどこかしらで囁かれているらしく。
友「やったじゃん、付き合ったんでしょう？」
「いや、だから、、、付き合ってないんだってば。」
ジメジメと蒸し暑い梅雨の季節になる頃には、
私とドギョマが付き合っているという噂が
大学中で広まってしまっていた。
友「え、みんなそうだって言ってるけど？」
不思議そうに私を見つめる友人。
「わたしだってもうそうだよって言いたいよ、、、」
その噂が本当だったらどんなにいいか。
わたしはハァ、と大きなため息をついた。
ドギョマはあの事件以来、私と寮以外で
仲良く話したり、触ったりすることを
やめてしまったのです。
ドギョマは優しいから、
ドギョマが私と仲良くすることで
嫌な気持ちになったりすることがないように
そしてそのことによって
私に危害が及ぶことがないように考えて
そう行動しているのはわかるんだけれど。
寮では他の寮生もたくさんいて、
2人で喋る時間なんてほとんどないのにー！
ていうか付き合ってるって噂が
流れちゃってるんだから意味ないのにー！
あの事件以来、まともにドギョマと
話すこともなく6月半ばにさしかかってしまった。
友「そういやAもうすぐ誕生日だよね〜」
「えっ覚えててくれたの！うれしい！」
友「ドギョムさんだっけ？祝ってもらえるといいね〜」
「うっ、、、祝ってもらえるのかな、、、」
去年は寮生のみんなと、お父さんお母さんが
準備してくれたディナーとケーキを囲んで食べて
とっても幸せな誕生日だったのだけれど。
ドギョムからお誕生日おめでとうって
面と向かって言ってもらえるのかな、、、
不安な気持ちを抱えたまま、今日も寮に向かった。
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るる(プロフ) - Ketsonさん» 本当だものすごい初歩的ミスしてました、、、失礼しました！！！ありがとうございます変更しました！！！ (2月18日 9時) (
レス) id: cbc0e2a035 (このIDを非表示/違反報告)
Ketson(プロフ) - ヒョンって呼ぶってことは主人公は男の子ですか？ (2月18日 8時) (レス) id: 0107a91e0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる | 作成日時：2024年2月17日 22時
