17 : 助けを呼ぶ声 ページ17
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✦ DK視点です！
先生「ドギョムありがとう〜！
なかなか2年生はこっちの教室使うことないのに、
わざわざごめんね〜！」
空きコマに中庭を散歩していると、
仲のいい先生が大荷物を持って歩いているのを見かけて。
先生のゼミの研究室まで手伝うことになった。
DK「やー！いいんですよ！困った時はお互い様です！」
そう答えると先生は嬉しそうに笑って
僕にチョコとキャンディーを渡してくれた。
先生に別れの挨拶をして教室を出る。
研究室が立ち並ぶ長い廊下を、
小さく鼻歌を歌いながら歩く。
貰ったチョコはいちごの味で、
いちご味が大好きなAの顔を思い出す。
これはAにあげよっと！
今日は寮に来るかな〜ご飯何かな〜！
そんなことを考えていると、
今日は先輩たちのゼミはないはずなのに
少しだけ話し声が聞こえた気がして。
誰かが研究室でたむろしてるのかな、なんて
考えながらもなんとなく気になって耳をそばだてる。
、、、あれ？
聞こえてくる声に少しの違和感。
誰か、泣いてない、、、？
慌ててどの部屋からその声が聞こえているのか探す。
だんだん泣き声が大きくなってきて、
ある部屋の前に着いた時中から大きな声が聞こえた。
「たすけて、、、、！！！ドギョマ！！！！」
体が反射で動いて。加減を忘れたぼくは
めいっぱいの力でドアを開いた。
外れそうな音を立てて開いたドアの先には、
髪を力いっぱい掴まれていまにも
ハサミで切り落とされそうになっているAがいて。
沸騰してるんじゃないかってくらい顔が熱くなる。
血が昇ってるってこういう状態のことなのか。
カナ「ドギョムッッ、ちが、これはっっ」
何か言いかけた軽音サークルの先輩の手を
力いっぱいひねって、ハサミを取り上げる。
カナ「いたいっ、」
DK「なに、、、、してるんですか。」
自分でも驚くくらい低い声が出る。
先輩は今にも泣き出しそうだけれど、そんなの関係ない。
DK「今すぐ出て行ってください。そして
今後一切、僕と彼女に近寄らないでください。」
そう冷たく言い放つと、先輩の目から涙が溢れる。
Aの手を掴んで拘束していた先輩が、
「カナドギョムのことが好きなんだよ！？だから、」
DK「好きだから、なに？
先輩は、好きだったらその人の大事な人に
こういうことをしてもいいと思うんですか？」
僕の答えに怯んだ先輩。
DK「もう一度言います。今すぐ出て行ってください。」
3人は逃げるように研究室を出て行った。
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るる(プロフ) - Ketsonさん» 本当だものすごい初歩的ミスしてました、、、失礼しました！！！ありがとうございます変更しました！！！ (2月18日 9時) (
レス) id: cbc0e2a035 (このIDを非表示/違反報告)
Ketson(プロフ) - ヒョンって呼ぶってことは主人公は男の子ですか？ (2月18日 8時) (レス) id: 0107a91e0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる | 作成日時：2024年2月17日 22時
