15 : " 次 " があること ページ15
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とてつもない轟音が響いて、
それと同じくらいの爆音でドギョマが叫んだ。
リアクションが自然災害レベルなんだが。
でもそんなツッコミが入れられないくらい
私は動揺してて、そのまま地面にへたりこんでしまった。
そう、私は大の雷嫌いなのである。
DK「A！？大丈夫！？」
ドギョマがそう言った瞬間にまた眩しく光る空。
間髪入れずに聞こえるけたたましい轟音に
私は思わずドギョマの足にしがみついてしまった。
「ごめ、、、わたし、雷無理で、、、」
どうにかして立とうとしたけど、足が震えて立てなくて。
すると体がふわっと持ち上げられて地面にすとっと着地した。
そしてそのままぎゅっと包み込むように抱きしめられた。
え、いま私ドギョムにハグされてる？？
てかいま片手で簡単に立たされた気がしたんだけど？？
ただでさえパニックな頭の中がさらに混乱して。
「ど、どぎょま、？」
DK「너무 귀엽다 .... 」
ドギョマが韓国語で何かを小さくぼそっと呟いたけど、
パニック状態の私には聞き取れなった。
DK「大丈夫だから、しばらくこうしてれば
そのうちどこかに行くからね。」
そう言って励ましてくれるドギョマ。
なるほど、これは小さい子をあやすみたいな
感覚のハグなのかな、、、。
でも、そうだとしても。
私の心臓はずっとバクバクしていた。
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結局通り雨だったのか数分ほどで雷は落ち着き、
私たちは帰路についた。駅の改札で別れ際に
DK「それじゃあ！今日はありがとう！
これ、Aにあげる。」
そう言って差し出された小さな袋。
「え、これって、、、」
思わずその場で開けてみると、駅前の雑貨屋で
悩んで、値段が可愛くなかったから買わなかった
星のモチーフのイヤリングが入っていた。
DK「Aからの誘ってもらえてすごく楽しかったし、
お弁当も作ってもらっちゃったし、そのお礼！」
にぱ！って笑うドギョマが愛おしくてたまらなくて。
今すぐにでも好きだ〜！って叫びたいけど、
まだそんな勇気は私にはなくて。
「ありがとう、、、大切にする、、、！」
なんだか少し泣きそうになりながら、
大事に大事にイヤリングを抱きしめた。
DK「次はさ！あったかくなったら海とか行きたいな！」
「んん、いいね海！」
DK「つぎはぼくから誘うから！待ってて！」
そうやって笑う彼が、まるで太陽みたいに眩しかった。
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るる(プロフ) - Ketsonさん» 本当だものすごい初歩的ミスしてました、、、失礼しました！！！ありがとうございます変更しました！！！ (2月18日 9時) (
レス) id: cbc0e2a035 (このIDを非表示/違反報告)
Ketson(プロフ) - ヒョンって呼ぶってことは主人公は男の子ですか？ (2月18日 8時) (レス) id: 0107a91e0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる | 作成日時：2024年2月17日 22時
