14 : 冗談だって ページ14
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「ドギョマが前にピザが好きだって言ってたから、
お家で作れる簡単なピザを試してみたんだけど、、、」
いつも笑顔と幸せをくれる
ドギョマに何かお返しがしたくて。
私との些細な会話の内容を覚えててくれたことが
とても嬉しかったから、私もそれを返したくて。
昨日の夜に生地を作って
朝に焼き上げた手のひらサイズの手作りピザ。
DK「ぼくがピザ好きなの、覚えててくれたんだ、、、！」
心の底から幸せそうな顔になったドギョマを見て
喜んでもらえたんだとホッと胸を撫で下ろした。
「ドギョマ？」
DK「んん？どうした？？」
「いつも、ありがとうね。」
DK「そんなのお互い様だよ！
Aもいつもありがとう！サランへ〜！」
「もう！(笑)いいから！食べよう食べよう！」
冗談の愛してるだってわかってるけど
どうしても胸は高鳴ってしまう。
ああ神様、私をこの目の前の可愛い人の
彼女にしてくれませんか。
心の中で呟いてみるけど、
神様からの返事は勿論なかった。
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ご飯を食べて、大きな公園の中をぐるっと散歩して、
そのあと駅前で可愛い雑貨屋さんや服屋さんを見て回って
気付けば外は暗くなってきていて。
DK「そろそろ帰ろうか、、、？」
「、、、うん、そうだね！」
まだ帰りたくない、なんて言えなくて
私はドギョマの言葉に従った。
駅に向かって歩き出すと
ポタ、と頬に冷たい雫が当たった。
嫌な予感がして上を見上げると、
一気に土砂降りの雨が降り始めて。
DK「うわぁ！やばい！A！こっち！」
ドギョマが私の肩を抱き寄せて、
近くの店の屋根まで走って連れて行ってくれて。
屋根の下に着いてもドギョマは私を抱き寄せたままで。
捲られたシャツから覗く細いけど逞しい腕にドキドキする。
DK「結構濡れちゃったよね、寒くない？大丈夫！？」
私を庇ったせいで私よりもビショビショになっているのに
私のことばかり心配してくれるドギョマ。
本当に優しすぎるよ。
「私は大丈夫だから、自分の心配して！」
カバンの中から雨に濡れていなかったハンカチを出して
ドギョマの顔と髪を拭いてあげようとしたとき、
ふと、ドギョマがこっちを見て、
目がバチっと合ってしまった。
いつもなら笑ってくれるのに、なぜかその時は
ドギョマは真剣な顔をしていて。
私も何故か、真剣な顔のドギョマから目を逸らせなくて。
DK「A、、、」
ドギョマが何かを言いかけた瞬間、
目の前がピカッと眩く光った。
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るる(プロフ) - Ketsonさん» 本当だものすごい初歩的ミスしてました、、、失礼しました！！！ありがとうございます変更しました！！！ (2月18日 9時) (
レス) id: cbc0e2a035 (このIDを非表示/違反報告)
Ketson(プロフ) - ヒョンって呼ぶってことは主人公は男の子ですか？ (2月18日 8時) (レス) id: 0107a91e0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる | 作成日時：2024年2月17日 22時
