12 : 作戦成功？ ページ12
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DK「A〜！！お待たせ！！」
少し早く駅に着いてしまってドギョマに
メッセージを送った後、改札の近くで待っていると
遠くからよく通る声が響いてきた。
振り返るとそこには、シュアオッパの言った通り
ブルーのシャツにチルデンベスト、デニムを履いて
黒縁メガネを掛けたドギョマがいて。
これまた今日の天気にぴったりな太陽のような笑顔で
こちらに向かってドタバタと走ってきた。
でも、わたしと目があった途端、突然ぴたっと
時が止まったようにその場に立ち尽くしてしまった。
「え！？なに！？なんか変だったかな！？」
不安になって思わずそう言うと、食い気味で
DK「ちがっ！ちがう！！ちがくて！！」
と言うドギョマ。
「ええ、じゃあなに！？」
と言いながら立ち止まったままのドギョマに近づくと、
ドギョマの耳が赤く染まっていることに気付いた。
DK「、、、きょ、今日のA、、、
なんだかとってもかわいい、ですね。」
真っ赤な耳で、口元を覆い隠しながら
ぽつりとそう呟いて。私の顔がまた熱くなる。
ここでいつもなら素直になれずに
可愛くないことを言ってしまうけれど、
今日は女の子として意識してもらう日だから。
勇気を振り絞って、伝えてみる。
「ドギョマに、可愛いと思ってもらいたくて、、、
頑張って、みた、、、。」
最後は尻すぼみになってしまったけれど、
なんとか言葉にすることはできて。
ドギョマの顔をチラッと横目で見ると、
見たことないくらい赤い顔をしている。
DK「それは反則でしょ〜、、、！」
これはオッパたちと頑張った作戦、、、
成功なのかな？？
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待ち合わせた駅から3駅ほど電車に乗って、
桜が有名な大きな公園に着いた。
入り口から大きな桜の木がたくさん満開になっていて、
さっきは顔を真っ赤に染めていたドギョムは
いつも通りの元気な大型犬に戻ってしまったけど。
DK「Aみて！ここの花がめちゃくちゃ綺麗！」
DK「Aみて！ここもとっても綺麗！」
DK「わぁ〜ほんとに綺麗だ来てよかった！」
そうやって一つ一つのものに大きなリアクションで
喜んでいるドギョマを見ているだけで、幸せな気持ちになる。
「本当に綺麗だね〜、晴れてよかったなぁ！」
近くのベンチに腰掛けて伸びをすると、
すぐ隣にドギョマも腰掛けて同じように伸びをした。
DK「てるてるぼうず、のおかげだね！」
「ね、ほんと作ってよかった！」
そんな取り止めもない会話をするだけで幸せだ。
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るる(プロフ) - Ketsonさん» 本当だものすごい初歩的ミスしてました、、、失礼しました！！！ありがとうございます変更しました！！！ (2月18日 9時) (
レス) id: cbc0e2a035 (このIDを非表示/違反報告)
Ketson(プロフ) - ヒョンって呼ぶってことは主人公は男の子ですか？ (2月18日 8時) (レス) id: 0107a91e0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる | 作成日時：2024年2月17日 22時
