ミューバン ページ9
一通り全ての出演者の方に挨拶をして
私はリハーサルを兼ねて舞台へ立つ。
BG「緊張してますか?」
ボゴム君は若手の俳優さんで私の一歳年下。
笑顔がとても可愛くてさっき挨拶をしたけど
なんだか仲良くなれそうな気がする。
『生放送初めてで、リハーサルなのにこれすら緊張しちゃってます、、』
衣装は二人してお揃いのカップルルックだ。
『本当にこれってカップルルックだったんですね、、こういうアイドルっぽい衣装も普段から慣れてないからすごい照れくさいです〜。』
BG「僕も最初こういうの何か慣れなくて恥ずかしかったです〜〜分かります。。』
立ち位置や、大体の流れを把握していると
スタッフさんがやってきてアイドルの曲リハーサルをするから舞台から降りて椅子に座っていて欲しいと頼まれた。
『うわぁ〜〜ファンの方も沢山見に来るんですね〜〜』
BG「人気のあるアイドルとかだとファンが多すぎて抽選になる時もあるらしいですよ。。このseventeenとかも最近大人気みたいです。。」
『あ、seventeen、、』
BG「好きなんですか?」
『あ、仲良しのオッパが凄く可愛がってる後輩で…』
舞台へ上がる13人を見るとやはり圧倒だった。
渡された台本を見ると、
『自給自足アイドル…?作曲、作詞、振り付けまで全てこなす…?』
BG「凄いですよね。。今回の曲もすごくいいってさっきスタッフさんが言ってました。」
その時ステージの照明がオンになった。
軽快なリズムが鳴り始める、、、
そして私はたった数分で一人の男の子に釘付けになった。
*
BG「わぁ〜〜すごい耳に残っちゃう歌。ずっと歌っちゃいそう、、」
呑気にのんびり感嘆してる横のボゴム君を見る
余裕もなく私はただただ唖然だった。
凄すぎる。
今までアイドルなんて興味がなかったけど
こんなパフォーマンスを作れるアイドルがいたのかと関心するばかりだった。
その時、舞台からスングァニがこちらを見ていた。
私は小さく微笑んで手を振ると、スングァニは
ぴょんぴょん飛び跳ねてこっちに手を振ってきた。
後ろに背の高いドギョム君までもが手を振り始めている。
私は、カリスマ性のあったさっきまでのリハーサルとはちょっと違った雰囲気の二人を見て思わず顔を綻ばせた。
*
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琉斗(プロフ) - 更新待っていました。戻ってきたんですね!セブチ私も好きなのでまたこれから楽しみにしています!! (2016年3月21日 18時) (レス) id: 22dd3e39f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:からっとちゃん | 作成日時:2016年3月21日 14時