輝くスター (ページ7)

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初出勤ページ7

『どうしよう。私生放送本当に初めてだ。緊張する。。』

遂にやって来てしまったこの日。

ミュージックバンク初の司会の日である。

リハーサルを念入りに行うため
早朝からオッパの運転で撮影のある曲へ向かう。

「なるようになるさ。それに一緒に司会をやってるボゴム君も俳優だしお前より年下だぞ？」

『しかも出勤写真とかいうレッドカーペットみたいに撮られるやつもあるってリョウクオッパが言ってた…ブスに写ったらどうしよう～～』

もう私は弱音を吐くことしか出来ない！

「ちなみにもう局着くからな！お前しっかりしてくれよ！生放送もドラマの撮影も変わらないだろ！カメラの前なんだから。ほら、準備しろ、」

私に鏡と水をぶん投げてくるオッパを睨む。

『そこは頑張ってとか、お前ならできるとか励ますところでしょうがー！』

なんなのよ、なんて言ってるうちに見慣れた風景が目に入ってくる。

そう、遂に着いてしまったのだ。

荷物を持ち、車から降りると
アイドル達のファンらしき子達が沢山いた。

沢山の人に写真を撮られ思わず挙動不審になってしまう。

オッパが、早く歩けよと言ってくれなかったら
一生挙動不審のまま車の横に突っ立っていたであろう。

ああ、もうこの時点で先が思いやられる。

「かわいい～～！！」

「こっち見て～～！」

色んな子達にそう言われるたびにキョロキョロ。

記者らしき方にも挨拶をペコペコし、局へと足を踏み入れた。

＊

Seventeen side

いつもの如くファンの方や記者の方に挨拶をして
ミュージックバンクのリハーサルにやって来た。

何処となくいつもよりテンションの高いメンバー。

DK「スングァナ、、遂にこの日がやってきたな…」

SG「やってきました…やってきましたよ…」

僕らの待ち受けはヌナなのである。

どんなにメンバーにキモオタと言われても
僕たち二人はめげなかったのだ。

SC「浮れるのもいいけど、昨日の放送と同じミスを今日はしないでくれよ～～カムバックして最高の舞台を見せたいんだから頼むぞ～～」

朝から気合十分のリーダーに対して
数名は控え室で居眠りをしている。

MH「ヒョン、起こす？」

SC「いいよいいよ、寝かせておいて。みんな疲れてるんだよ。」

こういう時に厳しいだけじゃなくて、優しいヒョンはやっぱりリーダーに向いているなと思った。

＊