輝くスター (ページ34)

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車内ページ34

JH side

なんとなくスンチョリの態度がおかしかった、
なんとなく何かあったなって感じた。

だから今こうして四人でタクシーに乗ってる訳なんだけど、、

スニョンはスニョンで窓の外をずっと
ボーッと見ながら上の空だし
スングァニとドギョムは乗ってすぐに大爆睡。

JH「ねえねえ、スニョンなんかあったの？」

窓の外を見てるスニョンに話しかけると
明らかに動揺している。

HS「なんもないよ、、」

そう言ってまた外を見るスニョンに
かまをかけて

JH「ヌナとなんかあったの…？」

と、聞いてみた。

だって二人で消えてたあの時間が
明らかにおかしい。。

まさか…！

JH「ヌナのこと押し倒したりしてないよね？」

へんたーい、と言いながら冗談を言うと
スニョンは違うよ、とボソリと答える。

JH「んーじゃあ何？キスでもしたっていうの？」

これも冗談のつもりだった。。

なのに返事をしないスニョン、、、

JH「え、待って待て待て、キスしたの？」

HS「、、、うん、」

JH「嘘じゃないよな？」

HS「俺、好きだわヌナのこと。」

JH「皆ヌナは好きだろ、、」

小さな声で答えるスニョンはタクシーの外に
ある有名化粧品ブランドの広告を見ていた。。

HS「違う、本気で好きってこと、、」

街中にヌナの写真は沢山だった。

＊

HS side

ジョンハニヒョンが車内でここぞとばかりに
俺に話しかけてくる。

スングァニとドギョムが寝ているからか
きっとヒョンは暇なんだろう。

俺は色々考え事があってタクシーの外を眺める。

リョウクヒョンの家から10分ほどタクシーに
乗っているがもうヌナを何回も見た。

深夜バスにプリントされた化粧品を持ったヌナ。

大型の画面に映し出されたシャンプーCMのヌナ。

スーパーの前の大きな看板に映し出されたヌナ、、

街中にヌナがいすぎて、
本当に有名で大人気な女優さんに
なんて失態をしてしまったんだと自己嫌悪に陥る。

ジョンハニヒョンが、押し倒したの？なんて
ふざけて聞いてきたけど、
その次に的確にキスのことまで聞いてきて
動揺しないようにしたつもりだったけど
何故かうん、と答えてしまった。

JH「なんで！どうして！ヌナから？！」

JH「ヤ！ヒョンに話せよ！ヤ！スニョン！」

ジョンハニヒョンは一番口が軽いからあんまり詳しくは言えないんだよ。。

とりあえず好きだと気付いてしまった。
あのカウンターでのキスの瞬間惚れたんだ。

これだけは笑えない話だよな本当。

＊