輝くスター (ページ23)

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男らしさページ23

トイレに行きたいなと思ってお店を歩いてると

「あれ、あれってシェリーじゃない？？」

お店に入るための待機列の方に来てしまって
一人がそう言うと並んでる何十人もの人が
私の方を見て携帯を構えてくる。

こういうのは一人に対応すると全員に対応しなきゃいけなくなるから断れ、とハヨンオッパに言われていた。

「あの～すいません、、写真撮ってくれますか？」

そして、私、、この断りが出来なくて
毎回オッパに怒られるのだ。。

『あ、、えーっと今プライベートで、、』

しかも私は今とてもトイレに行きたい。

数人が私に携帯を差し出す中
スッと隣に人が来た。

「すいません、プライベートなんで写真はお断りしてるんです、、」

マスクをして帽子を被ったホシくんだった。

『あ、そうなんです…すみません、、本当に』

手を引かれ逃げるように席の方に向かう。

HS「ヌナ、なんであそこにいたんですか？」

『トイレ探してて…』

HS「トイレなら俺らのテラス出てすぐ左の端にありましたよ？」

『え？！そうなの…？』

掴まれた手首から男らしさを感じて
3つも年下の男の子にときめきを感じてしまう。

HR「ヌナって意外と天然…？」

『いや、そんなことないんだけど…このお店が雰囲気の為に照明暗くしすぎなんだよ～、危ないよこれ～』

笑いながら答えると、答えて速攻段差につまずく。

HS「これもここに大きく段差注意って書いてありますよ。。」

思いっきり顔をホシくんの胸元にぶつけて
おでこをさする。

HS「大丈夫ですか？』

私より背の高いホシくんに見つめられ
思わず目を反らす。

HS「ヌナって僕の4倍くらい目の大きさありますよね、、」

真顔でそんな事言うもんだから思わず吹き出す。

『4倍って……』

HS「僕綺麗なアーモンドアイの人大好きなんです。。」

意外とホシくんってチャラいのかな？って思ったざ
どうやらただ本心を話してるだけのような。

トイレ、ここですよ。とドアの近くまで
見届けてくれた。

ちなみに私たちの席までは数メートル。

むしろトイレになぜ私は気付かなかったのか……

『ごめんね、ありがとう。先に席戻ってていいよ。』

そう言うと私はトイレに入った。

鏡を見ると

『嘘でしょ……』

ゆでダコのように真っ赤になった自分の顔を見て
この顔を見られたのかと思うと、、、
ため息をついて鏡に映る自分を見つめた。

＊