病弱生徒と優しい先生たち３ (ページ10)

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19話文化祭1日目(コスプレカフェ) 2 ページ10

野田side

次に、飲み物。

抹茶ラテ、コーヒー、カフェオレ、お茶、オレンジジュースの5つだ。

コスプレをして、このようなメニューを提供する。

それが、1年6組のコスプレカフェである。

午前の部が始まる。

『いらっしゃいませー！』

コスプレした男女が元気よく挨拶をする。

最初は2組ぐらいだったが、時間が経つに連れて徐々にお客さんが増えた。

みんな、デザートコッペパンが可愛いと言って、食べると美味しいと褒めてくれる。

意外と、コッペパンの評判が良すぎて驚く。

クラスメイトたちもコッペパンの評判が良くて、とても喜んでいた。

「ねえ、あの人カッコよくない！？」

「まるで白馬の王子様よー！」

この格好だから目立つんだろうな。

そう思いつつ、デザートコッペパンと飲み物を提供する。

「キャー、最高！」

俺がメニューを提供される度に黄色い悲鳴があがる。

「やっぱり、野田くんはカッコイイから人気者だね！」

「お客さんもどんどん増えてるし、野田くんの評判が噂になればもっと人来るかもね！」

クラスメイトの女子たちに、そう言われる。

「いや、俺じゃなくて6組のルックスが良いからでしょ？」

提供のメニューを待ちながら、そう返事する。

6組の女子だって可愛いから、異性のお客さんに刺さっていると思うけどな。

そう思いながら、午前の部が過ぎていった。