22話 保健室で一緒に相談 3 ページ46
月見里side
ドクドクドクッ…………！
自分の身体から、大きな心臓の鼓動を感じる。
思わず、息も止めてしまう。
「月見里さん、大丈夫？もしかして緊張してる？」
和田先生にそう聞かれて、死ぬほど恥ずかしくなる。
「月見里さん、1回深呼吸しようか。
�盒鏡萓検△舛腓辰噺紊躙�いてもらっていい？」
「あっ、すいません……！」
和田先生にそう言われて、恥ずかしそうに後ろを向く�盒鏡萓検�
和田先生は、私の脈を触っていた手を離して、深呼吸するよう促す。
いやいや、深呼吸どころじゃないです。
そう思いながらも、ゆっくり深呼吸をする。
再度、和田先生に脈を測ってもらう。
「うん、脈も大丈夫そうだね」
いやー、脈測るの心臓に悪いよ。
「月見里さん、最後に血圧測っていい？」
和田先生がそう言うが、血圧……？何で？って思った。
体温と脈のチェックまでは分かるが、なぜ血圧も測るんだろう。
そして、和田先生に左腕を巻かれて血圧を測った。
「えっ、89か……血圧低いな。100以下は低血圧だね」
�盒鏡萓犬盪笋侶谿気凌�字を見て驚く。
どうやら私は低血圧らしい。
でも、私って低血圧だっけ……？
「月見里さんって中学生の時から体調不良が続く時があったんだよね？病院に行ってお医者さんから何か言われた？」
和田先生からそう聞かれた。
検査では異常がなかったので、“起立性調節障害”とか“自律神経失調症”ではないかと言われたと答えた。
だけど、診断つかないから適当に診断つけただけだと思いますと伝える。
「あー、起立性調節障害か……
月見里さん、今まで体調不良が続いて不安だろうから、1回だけ先生と内科に行かない？」
(えっ、先生と！？)
和田先生が内科受診を提案する。
22話 保健室で一緒に相談 4→←22話 保健室で一緒に相談 2
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：青菜(あおな) | 作成日時：2023年3月27日 14時
