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ひとりの時の貴方と、大勢の中の貴方は、まったく、ええ、まったく違いました。
まるで別人かと思う位に。
他人に尽くす時の、あの慈愛に満ちた微笑。
他人に尽くす時の、あの穏やかな声。
他人に尽くす時の、あの柔らかい仕草。
他人に尽くす時の…………
他人に尽くす時の………………
あげればキリなんて無いくらい、穏やかな貴方が、私には、まるで分かりませんでした。
なぜ血の繋がりもない、対して仲良くもない人間に。
なぜ別人のような、いいえ、反転したような穏やかさで接するのか。
なぜ?
──なぜ?
────なぜ?
─────私には、まったく理解が出来ませんでした。
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作者名:翡翠@ハーゲンダッツは抹茶派 | 作成日時:2017年11月14日 21時