過去話4:あの日私は死んだらしい ページ27
Noside
敦「彼岸教?なんか不吉ですね」
太宰「彼岸教、とある過激な宗教でね、なんでも…他人を操る力を持つ彼岸様なるものを崇めていて、世界を信者だけにしようとしてる宗教団体さ」
どこからか手に入れた情報を噛まずにペラペラと喋る太宰
貴方「で、その彼岸教っていう胡散臭ァい宗教団体が今回の事件に人絡みしてるってこと?」
乱歩「そゆ言うこと」
国木田「そいつらのアジトの場所は特定出来ているのか?」
太宰「嗚呼」
谷崎「ならそこに乗り込めば…!」
賢治「でも相手の罠って可能性も…」
与謝野「怪我したら妾んとこに来ればいいさ、治してやるよ」
与謝野の治してやるよで彼女の
鏡花「でも行かないことには何も始まらない」
国木田「だがなぁ」
突入するか突入しないかで随分と揉めているようだ
貴方「…私、ちょっと外の空気吸ってきますね」
Aは過去の過ちを思い出していた
心の底から憎み、嫌
彼女には前世と記憶がある
そう、聞いたことがあるだろうが、実際には…ある
その前世で起こったこと故、彼らには何も説明できなかった
勿論彼女は外の空気を吸いに行ったのではなく、アジトに忍び込みに行ったのだ
過去を清算する為に
貴方「ここ…か」
間違いなく死ぬことはわかっていた
だからもう皆と会えないと思うと胸が締め付けられたがそんな気持ちを無視してAは中に入った
信者1「誰だ、お前は…我ら彼岸教に何の用だ」
信者2「加入者希望ではなさそうだな、大人しくし……ろっ」
信者3「おい、どうした!!……うがっ」
何が起こったのかわからなかった、最初は
信者はざっと20人位いる
それぐらいならAには余裕だ
彼女の前職は太宰治と同じポートマフィアだが、俗に言う裏の首領補佐というものをしていた
表向きはなんの変哲のない最下級構成員
だが実際は首領補佐という華やかしい階級に着いていた
そのことについては首領と首領のお気に入りの幼女しか知らなかった
そんな地位についていたからか元からかは分からないが暗殺は得意だった
だから信者1.2.3を殺した
もう一度言う、
それくらいならAは
貴方「さぁ、狂った狂った宴を始めましょう」
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作者名:空気 | 作成日時:2021年2月8日 18時