12話 ページ13
・
侍従に昼食を持ってくるように頼み、部屋で昼食を取る
昼食を取り終え、本を読んでいるとノックの音がした
深く考えず、扉を開ける
そこには僕より少し背の高い王室教師が居た────────────
「こんにちは、A王子?」
見なかったことにして扉を閉めようとすると、王室教師は扉に手を掛け強い力で引き留める
「何故、私を見て閉めようとするのですか?」
「・・・」
王室教師との攻防戦が続いたが、結局、力を使い果たした僕が負けた
所詮、僕は子どもだ──────
大人に勝てるわけではない・・・
例え、身長が低い大人であっても──
・
王室教師と向かいあって座っている
「A王子?」
「・・・」
王室教師を無視して本を読む
王室教師・・・ハイネのことが気になりすぎて、内容なんて入ってこないが
何故、此処に居るかが分からない・・・
聞きたいが、聞けない
聞いてしまえば僕自身のこともバレてしまう
人間嫌いの僕にしては珍しく、
ハイネ・ヴィトゲンシュタイン───────
ハイネのことは嫌いではなかった
否、嫌いになれなかった──────
だが、王室教師として来たハイネは嫌いだ
だから、頑なに拒否してやる・・・
と固く誓ったはずが、あっさりと砕け散った
27人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆちよきし(プロフ) - コクよ君さん» 有難うございます...!! (2019年6月29日 21時) (レス) id: 74d3721888 (このIDを非表示/違反報告)
コクよ君(プロフ) - 最高! (2019年6月27日 23時) (レス) id: 8409b577cb (このIDを非表示/違反報告)
龍白ナイト(プロフ) - ありがとうございます。オリジナルの話が入っているので大丈夫かなぁ?と思っていました。ありがとうございます。 (2017年8月27日 17時) (レス) id: 3dc2a6ca0b (このIDを非表示/違反報告)
桃月千璃 - 4,5話っと拝見させて頂きました。面白かったです。 (2017年8月25日 13時) (レス) id: c1fb54f25b (このIDを非表示/違反報告)
龍白ナイト(プロフ) - そのようなコメントをもらえて嬉しいです。ありがとうございます。ノロノロ更新になるかもしれませんが、頑張ります。 (2017年8月24日 23時) (レス) id: 3dc2a6ca0b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ