10話 ページ11
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自室まで走った僕はベッドに倒れ込んだ
「今日は踏んだり蹴ったりだな・・・」
そう言って目を閉じたがあんな夢を見た後なので寝ることもできない
しばらく横になっていたが無意識に起き上がった
ボーッと星が輝く空を見ながら夜が明けるのを待っていた
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心の中では何回、何万回したかも分からないほどの懺悔を繰り返しながら＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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気付くと手の甲が濡れていた
恐らく無意識的に泣いていたのだろう
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フィーナを助けられなかったのは僕が弱かったから・・・
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僕のせいでフィーナは・・・
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自分を責めてもあの子が戻ってこないことなんてとっくに分かってた
でも・・・自分を責めずにはいられないんだ・・・
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気付くと次は本棚の前にいた
フィーナやクロウが好きだった本・・・
２人にせがまれて読んでいた本を手に取ってボーッと眺めていた
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鳥のさえずりで、はっと我に返ると朝になっていた
きっと目が腫れてたりして凄い顔になってるんだろうな・・・と苦笑する
侍従達が起こしに来るのを扉越しで止め、
その代わりに水の入ったボウルとタオルを持ってくるように頼んだ
侍従が頼んだものを持ってきたとき、顔を見られたくなかったので下を向いていた
その様子を見て体調が悪いのかと思ったらしく気を遣ってくれた
侍従が部屋を出るとき、「朝食はどうしますか？」と聞かれたが
食欲がないため「朝食の準備は要らない」と断った
少し困惑していたが了承してくれた
いつまでもクヨクヨしているわけにもいかないので、
昼まで部屋に籠って今まで調べた資料を読み返したり、読書をしたりして過ごした
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この時、新しい王室教師・・・ハイネ・・・がどれだけ強情かを僕はまだ知らなかった・・・
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ゆちよきし(プロフ) - コクよ君さん» 有難うございます...！！ (2019年6月29日 21時) (
レス) id: 74d3721888 (このIDを非表示/違反報告)
コクよ君(プロフ) - 最高！ (2019年6月27日 23時) (レス) id: 8409b577cb (このIDを非表示/違反報告)
龍白ナイト(プロフ) - ありがとうございます。オリジナルの話が入っているので大丈夫かなぁ？と思っていました。ありがとうございます。 (2017年8月27日 17時) (レス) id: 3dc2a6ca0b (このIDを非表示/違反報告)
桃月千璃 - 4,5話っと拝見させて頂きました。面白かったです。 (2017年8月25日 13時) (レス) id: c1fb54f25b (このIDを非表示/違反報告)
龍白ナイト(プロフ) - そのようなコメントをもらえて嬉しいです。ありがとうございます。ノロノロ更新になるかもしれませんが、頑張ります。 (2017年8月24日 23時) (レス) id: 3dc2a6ca0b (このIDを非表示/違反報告)
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