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死ねよブス!!という悲鳴に似た声が途絶えて数秒後。
誰かが何かを発するのを誰もが待っていた時だった。
白濱「っ、ざけんなよ!!!!Aがそんなこと、」
真っ先に亜嵐くんがそれに手を伸ばして消そうとしたけど、その手を玲於が止める。
あの女が、音子の事を、悪く言った。しかも、叩いた。
数原「これが現実やろ!!!目ぇ覚ませや!!!!」
白濱「何がだよ!!!!どうせ玲於達が何か言ったんだろ?!」
佐野「んなわけねぇだろ?!?!」
その言葉で、始まってしまった。
最悪や。なんの地獄絵図やねん。
誰が、なんで、俺らが何したっていうんや、
あんなに優しくて、かっこよくて、俺の憧れだった、面白い亜嵐くんが、玲於を殴って。
クールで、でも喋ると面白くて、毒舌だけど、本当はメンバーが大好きで、誰よりもストイックな玲於が、亜嵐くんを殴り返して。
かっこよくて、歌が上手くて、尊敬する涼太くんが、巻き添えくらって、殴り合いに、参加して。
それを止めに入った、歌がうまくって、ちょっと見た目怖いけど、めちゃくちゃピュアな、優しい龍友くんが、また殴られて。
やめろよって、声を張り上げたのが、面白いことが大好きで、玲於と最年少の、隼で。
いい加減にしてくれよ、って頭を抱えて崩れ落ちたのが、最年長で、いつも笑顔で、いじられキャラの、メンさんで。
なんで、こんなんなってしまったんやろうか。
なにが、いけなかったんやろうか。
白濱「そうやっていつまでも過去に縛られて!!!Aと、現実に向き合えねぇ奴らにAのこと悪く言われたくなんかねぇんだよ!!!!」
その言葉に玲於がまた殴りかかって、止めた龍友くんが殴られて床に崩れ落ちて。
涼太くんはただ亜嵐くんを見つめながら2人の罵声を受け止めていて。
白濱「音子だってそうだろ?!未だに臣さんのこと追いかけ続けて、恋人も、好きな人すら作ろうとしないじゃんか!!!
みんな逃げてる!もう4年以上やってんのにいつまでも逃げてる」
佐野「ちげぇよ!!!!」
白濱「違くねぇだろ!!!」
ふざけんな、そう玲於が亜嵐くんの胸ぐらを手が真っ白になるくらい強く握って、握りしめた拳を高く掲げた時。
片寄「────────────違う。」
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莉央奈(プロフ) - 内容が残酷で深くてすごく面白かったです! (2019年2月23日 12時) (レス) id: 454ae124db (このIDを非表示/違反報告)
ぴーゆい(プロフ) - 完結おめでとうございます!ラベンさんの作品めっちゃ好きで、このシリーズも最初から読んでました!!!完結したらちょっとさみしいけどずっと応援してます!! (2019年2月19日 19時) (レス) id: ce51d072e7 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - このシリーズはじめから読んでてほんとに内容が深くて毎回更新楽しみにしてました、!今回の話がバッドエンドで、自分もバッドエンドの話がけっこうスキなので、余計に更新が待ち遠しいです、、、 (2018年12月22日 14時) (レス) id: c161f68fab (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる(プロフ) - コメント失礼します、音子ちゃんはなんのお話に出てくる方ですか?? (2018年9月8日 15時) (レス) id: f7363ed3ba (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新待ってました。お話頑張って下さい (2018年9月8日 13時) (レス) id: 39b5516bcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラベン | 作成日時:2018年6月28日 18時