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第13話  “みんなと”外へ ページ14

「お姉ちゃん!外へ行こうよ!」



冬真くんが入って来た瞬間、叫ぶとまでは行かないものの、とても大きな声で言った。



「ごめんなさい、止めたんですけど聞かなくて…」



後ろから申し訳なさそうに出てくる遥希さん。



だだっ広くて悲しいリビングが2人が来ただけでぱっと明るくなった。



「いいですよ、一人にも飽きてきた頃だし…と、冬真!外行こうか!」







外も相変わらず白黒の世界が広がっていた。



以前と同じ、気持ちの悪い肌にまとわりつくような空気。



前と違うのは必死になだめる遥希さんと
涙と鼻水をだらだら流しながら嗚咽を漏らす冬真がいること。



「いい加減泣き止めって!」



「だって、だっでええぇ…ぐすっ」



「あはは…」



察しがついてる人もいるでしょうが、
私がタメ口+呼び捨てになって泣いて喜んでいる冬真の図です。



こんなに喜ばれるとは思っていなかったからちょっと嬉しい。



大変だけど。



その、色々と。



「ほら、冬真くん! もうすぐ学校着くから!」



慰めようとしている遥希さんから意味のわからない言葉が飛び出す



「学校…?」



なんで学校がこんな世界に?



「あー僕たちが通っていた学校に行こうと思って。Aさんが何か思い出すかもしれないでしょう」



私と遥希さんが通っていた学校が死後の世界にあるって…



一体どういうことなの?

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作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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いか - 読んだお! ガンバ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ (2015年6月15日 22時) (レス) id: f067870c1c (このIDを非表示/違反報告)
なーゆ?(プロフ) - 全部読んだぜ (2015年6月15日 19時) (レス) id: 1550259c45 (このIDを非表示/違反報告)
四月一日(プロフ) - 話書くのに飽きつつあるw 頑張るけど。 (2015年6月13日 18時) (レス) id: ef1adcfdc0 (このIDを非表示/違反報告)
なまず - 更新ファイトー! (2015年5月30日 22時) (レス) id: a9fa2eecc3 (このIDを非表示/違反報告)
いか - 死後の世界… こわいいいい( ̄◇ ̄;) (2015年5月28日 18時) (レス) id: f067870c1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白翡翠 x他1人 | 作成日時:2015年5月24日 0時

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