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｢あら、そんなの今更ではありませんか。私はずっと前から戦場で舞っていましたよ｣
｢半兵衛様が｢嫁入りしたなら戦に出るもんじゃない｣みたいなこと言ってませんでした？｣
｢言っていましたが49日を過ぎましたし、嫁入りした今は石田軍のいち武将ですから｣
｢どんな理屈っすか｣
｢ヤレ、仕方の無い姫君よ……｣
お転婆は健在か、と刑部は思い返しつつため息をついた。少し大人しくなったと思っていたが 兄の言うことをよく聞いていただけだったらしい。
｢城でじっとしているだけなんて性に合いません｣
｢ええ〜……？いいんすか三成様｣
｢紫乃様がそう仰っているのだ、私が決めることではない｣
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